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東京湾の波打ち際でオリーブのかたまり?
東京湾に面したとある海岸線の年の瀬の波打ち際
砂浜の中に埋もれたなんてことのない黒い石の中にこんなオリーブ色の宝石もどきが詰まっているとは。。(顕微鏡で拡大した写真です)
駅からバスで15分の程度の目的地をバスを誤り、冬なのに炎天下という寒いのか暑いのかよくわからない中を一時間歩いて目的地へ。
一時間ほど波打ち際をウロウロしてから別の場所でまたウロウロ。
帰りの交通手段を全く考えてなかったので更に一時間ほど歩いて、計四時間ほどひたすら歩く極めて健康的な一日でした。
(筆者は鉱石の専門家ではないので自己鑑定による鉱物名の記載は控えております。もし、文章からなにかの鉱物を想像しても、その想像も筆者の誤鑑定に導かれている可能性があります。想定鉱石の妥当性はあまり考えずに、筆者の戯言を一緒に楽しむことができる方をお待ちしています。)
【観察・考察】
黒い石は玄人好み武骨な岩石の種類を想起させ、若干青みがかったやや滑らかで柔らかそうな質感を持っています。緑の部分は、濃淡にちがいがあるオリーブ色の砂サイズの結晶が集まっていますが、砂の径は小さく1mm程度と見られます。白い鉱物が外周の黒岩との間を隔てる隔壁層の役目を果たしています。
前面の大きく開口して緑が見える断面とは別に周囲の黒い素材が破けたような領域から白と黄緑が除く箇所があります。この様子から緑の領域は岩石全体奥深くまでを満たされていると想像することができます。おおよその体積比率では、緑の領域が全体の半分かそれ以下(たとえば三等分割程度)と見積もることができそうです。
ゼムクリップとデジタル天秤と紙コップと水を使ってアルキメデスの原理から求めた体積は23.32cc。
同デジタル天秤で計測した重量が68.40で体積密度(比重)2.93を得ます。