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Spark 1/43 ポルシェ 911 RSR #911 (test)
ポルシェ 911 RSR No.911 test 2019年7月、WECとIMSAにGTEマシンを送り込むポルシェ陣営はグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて前年型のマシンを発展させた新型のポルシェ 911 RSRを公開、全体的なルックスはほぼ同じではあるがフロントバンパーには補助灯が備えられ特徴的なリア周りはリファインされスッキリとした印象となった。 ドライブトレインはポルシェらしい水平対向エンジンはそのままに排気量が4リッターから4.2リッターに拡大されパワーアップしパワーバンドにも自由度が出たという、更にこれまでリアに通されていたエキゾーストはリヤのホイールハウス前方に移され、コンパクトに且つ軽量化を実現しディフューザーに干渉するパーツが無くなった事によりリアの空力開発の自由度が増した。 また、耐久レースを戦う為にキャビンの居住性やインパネの配置など24時間レースを始め長時間のレースを走り抜く為にサバイバリティも向上させる工夫が凝らされ外装とは裏腹に内部面はフルモデルチェンジとも言える進化を果たしている。 ポルシェ 911 RSRの新型はシーズン開始前にポールリカールへと持ち込まれテスト走行に励んだ、そこにはIMSAで活躍する北米方面のチームも合流していたという。 モデルはスパークのポルシェ特注品、日本にも少々入荷はしたが主に海外で販売されたモデルだが国内のコレクターが海外より個人輸入をしておりネットオークションを始め見かける機会はかなり多い、値段は特注品なりに少々高め。 更に、このモデルはスパークではあるもののいつものレジン製品ではなくダイキャストで制作されている為手に取ってみるとズッシリと重量感がある、2020年のル・マンでは917を模したレトロリバリーでの参戦となった為、このワークスカラーは現状ではこの特注品だけである。 #1/43 #spark #ポルシェ
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Spark 1/43 ダラーラ P217 (M191) #29
ダラーラ P217 No.29 フリッツ・バン・イヤード / ギド・バン・デル・ガルデ / ニック・デ・フリーズ 2019年のル・マン、スーパーシーズンとしては2回目のル・マン24時間レースに参戦したレーシングチームネダーランドのダラーラP217、2018年仕様と同じマシンではあるが、カラーリングが過去にF1に参戦していたミナルディM191のカラーリングを落とし込んだレトロリバリーとなっている。 これまで黄色が主体だったネダーランドのチームカラーに黒が多めとなり、全体的にマットカラーとなりグッと引き締まった印象となっている、もちろんタイトルスポンサーのJUMBOのデカールもM191のカラーリングを損なわない用に配置されていて整っていて非常に渋い仕上がりとなっている。 2018年のル・マン24時間レース以降、長年フリッツ・バン・イヤード氏と組んできたヤン・ラマースがレギュラードライバーから退き、新しくFIA-F2等で大活躍するオランダ人の若手ニック・デ・フリーズがレギュラードライバーとしてラインナップされている、これによって前年と比べプラチナ、ゴールドとドライバーの布陣が整いニック・デ・フリーズの加入はチームとしての大きな戦力底上げとなった。 予選では3分27秒107の平均タイムにより総合16位、クラス8位のポジションを手に入れた、ちなみに公式予選でネダーランドがマークしたタイムは前年の記録された平均タイムより1秒近く短縮されるものとなり、チームとしての戦闘力が確実に向上している事を示していた、周りはTDSやGドライブやユナイテッドオートスポーツなどの強豪チームが肩を揃えており、上位陣からのスタートは今年度のル・マンにおける期待を集めていた。 決勝ではスタートダッシュに非常に強いギド・バン・デル・ガルデが担当し、スタートして早々に前方のマシンを次々とオーバーテイクしレースが1時間と経過する頃には3位に浮上し激しくバトルするTDSとGドライブに割って入り驚異的な追い上げとバトルを展開、「ダラーラであることはハンデだ」そんな事を日本の実況・解説陣に言われていたネダーランドですがその後も一線級の力を持つドラゴンスピード等のオレカを使用する強豪チームと互角かそれ以上のバトルを繰り広げていたが、3時間が経過し天候が晴れ始めた頃に右のリアがバースト、軽度ではあるものの損傷を負いポジションを落としてしまう事となった。 レースに復帰したネダーランドはクラス15位までポジションを落としてしまったものの順調にルーティンをこなして行きラップを重ねて行くがレースが21時間を経過した頃に高速で進入する右コーナーのアルナージュコーナーにて姿勢を乱し激しくタイヤバリアに突っ込む大クラッシュを起こしてしまい、一時はドライバーが降りる等のシーンがありあわやリタイアかと思われたが、驚くことにダラーラは自走可能でありグシャグシャに大破した痛々しいフロントパーツを引きずりながらピットを目指した。 フロントセクションは大破しフェンダーは見る影もなく吹き飛びタイヤはあさっての方向を向いてしまっていたが、それにも関わらずダラーラP217は潰れたパーツを切除する程度の応急処置によりピットへ帰還を果たしピットクルーの懸命な修復作業によって作業開始から1時間が経過する頃には元通りになっており、完走に向けて残りの2時間を走る為にレースに復帰し無事に総合26位にて完走を遂げた。 上でも紹介した通りスーパーシーズン1回目のル・マンの時に比べカラー調がマットになり、ミナルディM191を模したカラーリングの為パッと見でフォーミュラマシンのようなシルエットになっていて引き締まった雰囲気が非常に格好良い、特徴でもあるJUMBOのマークも黒の影が入りよりハイビジリティな感じとなっている。 こちらは元ネタの為かF1の1/43系をメインに集めている方でも買っている方が多く見受けられ、モデル化されたダラーラP217の中では一番人気が出ていたのではないかと思われる、スパークからのリリースが非常に速かったのも有難かった。 個人的なお話ではあるが、私がプロトタイプカーの中で最もお気に入りでもありプロトタイプカーのフロアのサムネイルに採用させて貰っている。 #ダラーラ #1/43 #spark #ミニカー
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Spark 1/43 ポルシェ 911 GT3 R (Gen.2) #911
ポルシェ 911 GT3 R (Gen.2) No.911 アール・バンバー / ミカエル・クリステンセン / ケビン・エストレ / ローレンス・ヴァントール 2019年ニュルブルクリンク24時間耐久に参戦したポルシェ系最強のチームとも言えるマンタイレーシングの最新型のポルシェ 911 GT3 R、911号車には"Grello"の愛称が付けられている、マシンカラーのイエローとグリーンを合体させた名前。 前年の2018年に緑の地獄と謳われるニュルブルクリンク24時間にてマンタイレーシングは果敢なバトルを展開し終盤にメルセデスよりトップを奪取、そのまま王者に輝いた、ポルシェ陣営は2連勝をモノにするべく18年型のジェネレーション1を発展させたジェネレーション2を投入しワークスチームのマンタイレーシングを始めフリカデリやファルケン等にも供給していた。 911号車は最新のパッケージと共にポルシェの代表的なワークスドライバーが顔を揃えており、前年にも増して最高の状態でワークスチームがひしめくSP-9クラスを圧倒せんとエントリーした、予選ではフロントローをメルセデスに抑えられてしまうものの911号車が3番手に付けており、決勝が始まるとアグレッシブな走りでメルセデスを猛追、2位を奪わんと果敢に追い上げディッティンガーヘーエにてスリップストリームを使いAMGをオープニングラップで料理、更にトップで逃げるAMGの2号車にも喰らいつきこの2台はピットストップやイエローフラッグがでるタイミングなどで順位を入れ替えながらトップを争っており、スタートから7時間を経過してもその差は10秒程度という僅差でレースを争っていた。 夜間走行に入るとトップを守っていたAMGが周回遅れのGT4マシンと接触、脚回りに深刻なダメージを負ってしまい優勝戦線から脱落しこのアクシデントによって911号車がトップに立つ、その後911号車は順調に周回を重ね24時間の長丁場も終わりが見えてきたところでレースは急展開を迎えてしまう。 トップを快走していた911号車はなんと黄旗区間での違反行為があったとして5分間のピットストップを課せられてしまい、後方からひたひたと追撃していたアウディに先を行かれてしまう、ピットストップを消化しアウディ追撃の為にハードにプッシュするも届かず911号車は2位にて完走を遂げている。 しかし、2019年のニュルはここでは終わらなかった・・・なんと、2位で完走ながらも強さを見せていた911号車はレース後の車検にて設定されたBoPよりも馬力が超過していたとされ失格の裁定を受けることとなってしまった。 モデルは毎年ニュルに参戦しているマシンに力を入れているスパークであり、リリースはジェネレーション2の中ではかなり遅い方に入る。 それどころか911号車はサンプルは出てくるもののリリースが非常に遅く年末に来てようやく海外の大手ショップに並ぶというスパークにしては異例の遅さが見られていた、あるところの情報によれば日本に入ってくるのはかなり遅れるそうで当ガレージでは海外からの直輸入によって一足先に手に入れた。 こちらは見慣れてしまったが、ジェネレーション2で当初より間違えられていたリアのホイールリムはそのままで、何故か本戦では黒ホイールだったのがブロンズカラーになっていて少々違和感のあるモデルである、とはいえ明るいカラーリングを施されたボディはジェネレーション2らしいワイド感が際立っておりやはりマンタイのポルシェがすごくカッコイイなっていう感想に落ち着く。 日本でも数ヶ月以内には入荷すると思われるが、人気チームのマンタイなだけに激しい競争が予想される。 #1/43 #spark #ポルシェ
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Spark 1/43 メルセデス AMG GT3 #999
メルセデス AMG GT3 No.999 ラファエル・マルチェロ 2019年に開催された第66回マカオGP GTワールドカップに参戦したグループMレーシングのAMG GT3、アジア圏で戦う如何にもなカラーリングが特徴的。 市街地で行われるレースはアメリカを始め珍しくは無いがギア・サーキットはその中でも特にハードなコースレイアウトをしており数々の魔のコーナーを持ちこれまで大量のマシンをジャンクに変えてきた。 グループMレーシングは今年こそこの伝統のレースに勝利する為に999号車にはメルセデスで長きに渡りファクトリードライバーを務め、最強のメルセデスドライバーの一人とも言われるラファエル・マルチェロがドライブし相方となる888号車には同じくファクトリードライバーのマロ・エンゲルがステアリングを握った。 決勝日前に12周で行われる予選レースではポールスタートをのAMG999号車が好調なスタート、後続ではマルチェロを後方から追撃していたドリス・ヴァントールのアウディがマンダリンにてガードレールにヒット、そのアクシデントから続々とマカオの魔の手が名手達を襲い始めボリス・ベンドでのアウディのスピンを切欠にセーフティーカーが導入、リスタート後もトラブルは絶えず僚機の888号車がブレーキングでコントロールを失いクラフトバンブーレーシングの77号車に激突、脱落してしまう。 度重なる波乱の中、トップを守り続けていた999号車はリードをキープし続け決勝でのポールスタートを獲得した。 決勝もポールスタートにより飛び出した999号車は快走を始めたがコーナリングスピードで勝るアール・バンバーとローレンス・ヴァントールの2台のポルシェが迫っており非常にタイトなギア・サーキットで超接戦な追撃戦が展開された、コーナリングスピードでは劣るもののAMGはストレートスピードでポルシェよりも優れておりスリップストリームを引き剥がしてしまう程の差があった。 999号車はコーナーの続く山側の区間で巧みなブロッキングにより首位をキープ、海側のストレート区間で差を稼ぐ流れを作り出し順調に周回を重ねゴールを目指すがポルシェも後方にピッタリと張り付いて離れる気配は一切無かった、残り6周でポルシェ陣営の勢いのある走りを見せていたバンバーがヴァントールの前に出てマルチェロ追撃のポジションに付いた、バンバーはサイドミラーをウォールに引っ掛けて飛ばしてしまう程に激しく追撃しすぐにAMGの背後に食らいつく、最終ラップまでバトルはもつれ込みコーナー区間で何度も勝負に出るがメルコ・ヘアピンのブレーキングにてポルシェはAMGのリアにヒット、両者ともバトルは続きマルチェロは直線区間まで逃げ切る事に成功、伝統のマカオGPにてポール・トゥ・ウィンを飾った。 モデルはスパーク製、何よりも目を引く派手な雷模様はデカールで再現されており、質感は他の物と比べると若干光沢が乗ってしまっているがスパークの質の高いデカールで総じてレベルの高い仕上がりになっている、ドライバーは良いしマシンもカッコイイし何よりマカオモデルは競争率がGT3の中では低いので良いな・・・と思ったら手を出してみてもいいと思う、優勝車で人気がでるのかと思ったらそうでもなくネットショップ等でも未だに残っていたりする。 完成度は高いので888号車と999号車で是非とも並べていただきたい。 #1/43 #ミニカー
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Spark 1/43 メルセデス AMG GT3 #888
メルセデス AMG GT3 No.888 マロ・エンゲル 2019年に開催された第66回マカオGP GTワールドカップに参戦したグループMレーシングのAMG GT3、アジア圏で戦う如何にもなカラーリングが特徴的。 市街地で行われるレースはアメリカを始め珍しくは無いがギア・サーキットはその中でも特にハードなコースレイアウトをしており数々の魔のコーナーを持ちこれまで大量のマシンをジャンクに変えてきた。 グループMレーシングは今年こそこの伝統のレースに勝利する為に888号車にはメルセデスで長きに渡りファクトリードライバーを務めたマロ・エンゲルがドライブし相方となる999号車には同じくファクトリードライバーのラファエル・マルチェロがステアリングを握った。 決勝前日に行われる予選レースでは序盤からマンダリン・ベンドや魔の右コーナーとして知られるリスボア・ベンドでクラッシュが発生する荒れ模様となった、セーフティーカーが導入され4位争いに付けていた888号車はセーフティーカー明けにマロ・エンゲルは5番手を走行中のケルビン・ファン・デル・リンデを追い越そうとしヒット、リスボア入口でアンコントロールに陥り4番手を走行するクラフトバンブーレーシングのAMG GT3に直撃するAMG同士の大クラッシュをしてしまう。 マシンは決勝までには間に合ったもののスタート位置は後方となったが、決勝では4位のBMWを先頭としたセカンドグループにて激しいバトルを展開、9位にて完走した。 モデルはスパーク製、何よりも目を引く派手な雷模様はデカールで再現されており、質感は他の物と比べると若干光沢が乗ってしまっているがスパークの質の高いデカールで総じてレベルの高い仕上がりになっている、ドライバーは良いしマシンもカッコイイし何よりマカオモデルは競争率がGT3の中では低いので良いな・・・と思ったら手を出してみてもいいと思う。 #1/43 #ミニカー
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