1981 ポルシェ936/81 “Jules”
初版 2020/03/20 17:34
改訂 2020/03/20 17:36
1970〜1980年代のオープンプロトタイプに興味津々になっている時期に入手したものです。
1970年代後半は、石油危機の影響やポルシェが強すぎたことなどが災いして、スポーツカーレースは盛り上がりに欠けてしまっていました。
そこでFISAは新たなクラス分けを行い、これまでの排気量規制をやめて燃費規制とすることで、再びスポーツカーレースに人気を呼び戻そうと考えました。
1981年のル・マンは旧規則による最後のレースとなりましたが、排気量規制は前倒しで撤廃されたためポルシェ・ワークスが2年ぶりに復帰し、新規定への実験台として2.65ℓエンジンを搭載した936をエントリーしました。
決勝は、ライバル不在状態でこの11号車が順調に周回を重ね、イクスとベルの最強コンビが1975年以来の勝利を収めました。
モデルは、伸びやかな936のロングテールボディに、クリスチャン・ディオールのブランド名「Jules」が散りばめられたオシャレなカラーリングがよく似合っていて、定番のマルティニカラーとはまた違った雰囲気が非常にカッコいい、お気に入りの一台です。
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