ナポレオン1世、ルイ18世のサービスより皿

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フランス皇帝ナポレオン1世のサービスとして納められたセーヴルの皿。
ナポレオン失脚後、国王となったルイ18世のサービスとして再利用された歴史があり、皿中央の紋章がルイ18世の紋章に書き換えられている。また、窯印についても帝立をしめす表現が削り取られている。
光を当て斜めから見ると、ナポレオン1世の紋章と王冠の削った後が確認できる。
専門書に同様のプレートの記載あり[1]、フォンテーヌブロー城での展示にて同系の作品の出展あり[2]。

[1] Napoléon Ier & Sèvres. L'art de la porcelaine au service de l'Empire, Camille Leprince, 2016
[2] La cave de Joséphine, Le vin sous l'Empire at Malmaison, RMN, Paris, 2009, cat. 158 p. 81.

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