シン・ウルトラマン

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帯の「ネタバレ注意」がいかめしい。確かに、何が出るとかアレが何だとか、初回は色々驚いたからね。この配慮はありがたい。
内容については、まだ上映中なんでここでは控えておきます。パンフレットから読み取れる(かつネタバレにならない)情報について。

えーと。映画の感想サイトなんかを回っても、「庵野秀明監督作品」だと勘違いしてる人がえらいことたくさんいます。タイトルに「シン」ってつけちゃったし、開始0分でテロップ芸出すし、実相寺アングル山盛りだから無理もないんだけど。しかし。

この映画は「樋口真嗣監督作品です!」と声を大にして言っておきたい。賞賛も疑問も、本当は樋口監督に向けられるべきなんだよ。

パンフレットに、エンドロールが全部載ってます。なんと4ページ。載ってる名前をじっくり追ってみて下さい。「あれ!この人どこに出てたの!!」「えっ!本当の本人連れてきちゃったの!」「あっ、この人チコちゃんに出てた人じゃない?」などと、いっぱい発見があります。
さらに、そのエンドロールのあちこちに顔を出してる「庵野秀明」。お前は何人いるのかと。でも、多分(想像)「総監修」って肩書が示す通り、撮影現場で「違う!スペシウム光線の発射ポーズはこう!」「この怪獣にはAタイプマスクだって言っただろう!」「空中戦のシーンではこの劇伴!いいね!」などと、オタ知識全開してただけじゃないかと。そんだけやっておきながら、「決定」は全部樋口監督に預けてたんだろうな。だって、ほら、

パンフレットにアンノ氏のインタビューがどこにも載ってない。
スタッフ紹介にもアンノ氏の名前が出てない。

パンフレットを作るにあたって、庵野氏のインタビューは絶対にあってしかるべきだと思うんだが、こりゃもう、本人が名前を出すのを渋ったとしか思えない。つまりは、「この映画の完成クオリティについては、俺じゃなくて、他のスタッフに責任があるよ」ってことを言いたいんだろうか。

パンフレットの紹介なのに、庵野氏のネタになっちゃった。映画は面白いです。これから2回目行ってきます。

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