Early 1930’s Pepsi Cola Bottle With Paper Label

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私の秘蔵品のひとつ、1930年代初期のペプシコーラボトル、紙ラベル+未開栓という貴重な品です。
そして実はこのボトル、ビール瓶なんです!

1920年代〜30年代前半、ペプシコーラは第一次世界大戦中の砂糖価格の乱降下の影響を引きずり、会社の売却や経営者交代などが繰り返されており、経営難の真っ只中でした。

そんな中、原液の配合をコカコーラに近くし、容量の多い瓶に詰めて販売することを思いつきます。

ただし、当時のペプシコーラにはオリジナルのボトルを作る余裕はなく、初期は既存のビール瓶に詰める他ありませんでした。しかし、この容量UPの作戦が功を奏し、1930年代半ば以降、漸く軌道に乗せることができました。

その後、再度オリジナルのボトル製造もスタートし、昨今アンティークショップなどでよく見かける、1930年代後半〜50年代のスワールラインボトルが誕生します。

改めて本品は、そのわずかな期間制作・流通したビール瓶のペプシコーラです。

この期間のボトルとしても極めて数が少ない上、王冠、紙ラベルがないボトルですとただのビール瓶になってしまい、判別できません。本品は王冠、ラベル、中身全てが揃っています。

余談ですが、ペプシボトルのラベルはフェイクも多く出回っており、注意が必要です。

判別方法としては、紙質、印刷クオリティのチェックがメインです。こちらのラベルはかなり鮮明にインクが乗っており、当時の手のかかった印刷方法で印刷されています(ペプシ以外の古い紙ラベルもたくさん見ることで、目が養われていくと思います)。

また、紙質についても現代のコピー用紙のような厚みのあるツルツルしたものではなく、薄く、光沢のない紙が使われています。

王冠についても、しっかりと1930年代当時のイエローの王冠が使われております。

本品はアンバーカラーなので、中は見えませんが、当時の王冠内部はコルクなので、クリヤーボトルなどは光を当てて覗くとコルクを確認できる場合があります。

以上、私が所有するビンテージボトルの中でも、かなり気に入っているボトルの一つです。

ビール瓶からリスタートしたペプシコーラの歴史を垣間見ることができる、貴重な逸品です^^

【詳細】
仕様:王冠栓タイプ 紙ラベル
カラー:アンバー
年式:1930年代
サイズ:H 約245mm W 約60mm

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