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横山光輝 レア・コレクション
これは横山光輝生誕80年を記。出世作の『鉄人28号発表前後に描かれた未収録短編傑作集』。 僕も全作シラナンダ作品ばかりでレアもレア。
☆【こがらし大助】(昭和31年)
こがらし大助は学生柔道の決勝で優勝したが、ライバルで親友を不具者にしてしまった。
これまでも数人を病院送りにしてしまっていて、大助は柔道を辞めて地方の漁師町の親戚の家に住む事になるが、一郎という相当な空手使いと知り合う。 同時に柔道界では名を知らぬ天才柔道家もその町に来ていた…
☆【二つの顔の天使】(昭和32年)
みゆきちゃんは、夜のお使いの帰り道に見知らぬ男から荷物を預かってほしいと渡さされた。
だが、その男は翌朝死体として発見された。
箱の中身は『天使の玉』と『悪魔の玉』という透明な球体の石で、それぞれ3つの願いが叶う、盗まれたとある王国の宝で、みゆき家族は陰謀に巻き込まれいく…
☆【夕姫さまと由紀ちゃん】(昭和32年)
城下町を歩いていた町人の娘の由紀ちゃんは、数人の武士に囲まれお城に連れて行かれた。 一方で浪人は綺麗な着物を着ている娘を長屋に連れて帰った。 実は2人は双子以上のそっくりさんだった。
しかしその裏ではお家のっとりを企む家老の陰謀が進んでいた・・・
☆【牧場の合唱】(昭和31年)
エツ子とその家族は、競走馬として『アカツキ』を調教していた。 アカツキは若くて体力もあり、何よりかしこい名馬。 やがて競馬界にデビューするが、アカツキの存在が邪魔な一味が、あの手この手で妨害工作をしてきた。 そして毒入り人参を食べさせられたアカツキは、レースの最中に苦しみながらも1位となるも死んでしまう・・・
実は横山光輝自身、競馬にハマり、競走馬のオーナーにもなっていて、競馬には詳しく、競馬ネタの漫画が2作品ある。 これはその一つ。
☆【チコの牛乳屋】(昭和31年)
売れない作曲家の兄を持つチコは、牛乳配達のアルバイトで兄妹二人の生計を立てていた。 やがて借金のカタにピアノを取られ、その際抵抗して耳を蹴られた事で兄は聴力を失う。 悲壮にくれるチコだったが、配達先で仲良しの友達に相談してから運命が変わる。
これは後に【おはようミーコ】という内容が全く同じ作品の前身的作品。
☆【テキサスから来た男】(昭和30年)
西部劇の復讐劇を描いている。
☆【テキサスから来た男】(ロングバージョン)
↑の焼き直し。 前作はコマが小さく多い。 しかも台詞も多くて正直読み難くかったので修正した作品。
いずれもかなり古く、画風はまだまだだが、作風はやはり横山光輝だな、と思われる作品群。 今回初収録ってのが嬉しい♪
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