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コロンブス応援した女王の切手
スペイン、イサベル女王(1451~1504)が載る切手であります。
中米ニカラグアから…
かつてのスペイン領だった地域から、出されがちとも言えるテーマ。
同じ柄で色違い?
と思いきや、少々違いをつけての発行…
出た時期が違うのか?
詳しくはわからないんですが、セットで売られてたもんでゲット♪
で、、イサベル女王って…誰?
先日上げました、コロンブスな物語で出てくる…カスティーリャ王国の女王です。
当時のスペインは統一国家ではなく、
いくつかの国に分かれ、さらにはイスラム勢力の領土だった。
彼女は、アラゴン国の国王・フェルナンドと夫婦となり…
イスラム勢力を追いやって、スペイン王国を建てます。
イスラム最後の砦となったのがグラナダ…
哀愁のギターな名曲が浮かぶ、、♪
世界遺産のアルハンブラ宮殿に行ってみたい😁
あれがイスラム建築なのも、
その名残りなのです。
ついで言うなら…
スペイン系の濃ゆい容貌も、
イスラムの血が入ってるから?なのだろかと想像。。
その女王がグラナダを陥とした頃に、
コロンブスが登場するわけです。
女王の書簡にはこうあるそう…
“コロンブスという人物、
余りにしつこく食い下がるので…持っていた貴金属をいくつか渡し、売って航海の足しにせよ”
と。。。
怪しいと思われてたコロンブス、
今で言うなら…イー◯ン・マスク氏みたいな雰囲気だったんだろか😂
けれど同時に思います。
ときに歴史とは、そんな風変わりな者の勇気によって動くのかもしれないと…。
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大航海時代の、
スペインに登場したイサベル女王…
当時としては珍しく、その玉座には
“二人は対等”という文字が刻んであり。
アラゴンとカスティーリャを治める2人は、
夫婦で男女だけれど…王として対等であると謳ったもの。
当時としては先進的な。。。
けれど女王の使命として
“子を産む性”であることまでは、平等とはいきません💦
子供たちはみな、遠征中の各所で生まれ…
馬に乗り続け流産したこともありと伝わる。
娘の一人は、
イギリス・テューダー王朝のヘンリー8世
→とんでも国王💧に嫁ぎ。
のちに幽閉されてしまう正妃…キャサリン・オブ・アラゴン。
イサベルのひ孫がフェリペ2世、
太陽の沈まぬ国スペイン!の絶頂期を築くこととなる…歴史がこんなつながりです😊
女王は熱心なカトリック信者。
晩年には新大陸のインディオたちを虐待しないよう…と遺言しており。
薄々、スペインによる新大陸での所業を耳にし、心痛めてたのでしょう。
ですが、その願いは叶えられなかった💧
コロンブスより先に女王が没したのも、
その後コロンブスに影を落としたと言えそうです。
なんだかんだと
女王はコロンブスの理解者だと描かれる。
どこかしら女王にも、
冒険し苦闘し続けた自身の人生が重なった…
のかもしれません。
ところでスペインの海外ドラマに
ズバリ!“イサベル”ってのがありw
なかなか面白かった😆にしても典型を持ってきますな。