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Loving You/Minie Reperton
乳がんで亡くなってから、40年が経過した。その高揚感のあるヴォーカルとジャズ風の作曲スタイルを披露して世界的にヒットした1975年の全米1位シングル「Lovin’ You」が、最も良く知られている彼女の曲だ。しかし、ミニー・リパートンにはこの大ヒット曲以上に、素晴らしい魅力が沢山ある。
シカゴのサウスサイドで生まれ育ったミニー・リパートンは、最初はダンサーとしての才能を見出されていたが、その非凡な声を磨くために、リンカーン・センターでオペラのヴォーカル・トレーニングを始めた。彼女が歌う曲では、ヴォイス・コントロール、呼吸法、発声法に集中している歌声が明らかに聞き取れる。
ミニー・リパートンはまだ15歳の時にザ・ジェムズと歌い始め、その2年後に、このグループのバック・ヴォーカルの一人として、1965年のフォンテラ・バスの代表的ヒット曲「Rescue Me」をレコーディングした。ミニー・リパートンは彼女自身のヒット曲を地元では持っていたが、1967年までは、チェス・レコードの秘書として働き、その後でサイケデリック・ソウル・グループのロータリー・コネクションに加入。ロータリー・コネクションはチェス・レコードの共同創始者、レナード・チェスの息子で、後にローリング・ストーンズ・レコーズの社長になったマーシャル・チェスのアイディアで生まれた。