• DEBUT AGAIN / 大瀧詠一
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DEBUT AGAIN / 大瀧詠一

DEBUT AGAIN / 大瀧詠一

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亡くなられた後に発売される作品には賛否両論あると思いますが、それでも出てしまえばやはり買ってしまいます。
タイトルの「DEBUT AGAIN」はダブルミーニングで、亡くなられた後に発売された「再デビュー」的な意味と、大瀧詠一初のベストアルバムだった「DEBUT」の続編という意味が込められており、ジャケットもリバーシブルのような構成で、裏がアルバム「DEBUT」を模したデザインになっています。

収録曲はアルバム「EACH TIME」から復帰シングルとなった「幸せな結末」までの間に他アーティストへ提供した曲のセルフカバーですが、こだわりの強さから長く新譜が出せなかったものの、未発表のデモトラックはレコーディングスタジオで本格的に録られた完成品に近いものが残されていたため、皮肉にも他のアーティストとは比べられないクオリティーのボツトラックが見つかり、本作発売に至りました。

本人はたぶんイップスのような状態が続いていたのだと思いますが、冷めぬ音楽への情熱がこのトラックの端々から感じ取ることができます。
不器用にしか生きられなかった大瀧詠一らしい、魅力的なアルバムに仕上がっています。

SIDE 1
熱き心に
うれしい予感
快盗ルビイ
星空のサーカス
Tシャツに口紅

SIDE 2
探偵物語
すこしだけ やさしく
夏のリビエラ -Summer Night in Riviera-
風立ちぬ
夢で逢えたら (Strings Mix)

https://youtu.be/Gv3PltbLJdo?si=XhdLkXnNob5JO8Mq

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