FUNKY KINGS / FUNKY KINGS

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イーグルスが「ホテル•カリフォルニア」を発売した年、彼らやポコなどに続けとデビューしたファンキー•キングス唯一のアルバム。
まさか中古で見つけるとは思ってもみませんでした。

メンバーは
ジャック•テンプチン(ヴォーカル,ハーモニカ,ギター)
ジュールズ•シアー(ヴォーカル,ギター)
リチャード•ステコル(ヴォーカル,ギター,ピアノ)
グレッグ•リーズ(ペダルスチール,ラップスチール他)
ビル•ボディン(ベース,マンドリン)
フランク•コティノラ(ドラム,パーカッション)

ジャックはのちにグレン•フライとのコンビで「The One You Love」「Sexy Girl」「Smuggler’s Blues」「You Belong To The City」などを世に出すソングライターとなり、ジュールスは次のバンドやソロ活動の傍ら、「All Through The Night」(シンディ•ローパー)、「If She Knew What She Wants」(バングルズ)、「Whispering Your Name」(アリソン•モイエ)などのヒットメイカーとなります。

バンド結成にあたってはアリスタレコード初代社長のクライヴ•デイヴィスが全面バックアップし、プロデューサーとしてポール•バターフィールドやドアーズ、ジャニスなどを手がけたポール•ロスチャイルドを迎えましたが、この2年後にディスコブームを迎えるなど、既にウエストコーストのロックが終焉を迎えつつあったこともありアルバムはヒットしませんでした。
のちにアルバム収録曲をアート•ガーファンクルやキム•カーンズなどがカバーしたことなどからも内容としては玄人ウケする秀作だと思います。
本作がこのバンドを押し上げることは叶いませんでしたが、その結果として二人の有能なソングライターを排出することに繋がるわけですから、ロックの歴史においては意味ある作品と捉えています。

見つけられて、よかった。

https://youtu.be/30kxYxYObxQ?si=GhvQoaZAjJfRWUCu

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