一度も輸送任務・復員輸送任務共に投入されず呉軍港で待機した空母「天城」 1/2000 洋上バージョン

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艦船キットコレクションFINAL 呉空襲編 空母「天城

1945年(昭和20年)4月20日、呉鎮守府部隊に編入。横須賀鎮守府予備艦だった天城は第4予備艦に指定され、以後は呉港外の三ツ子島沿岸にて停泊係留され、飛行甲板上に樹木を並べて島に偽装し、対空浮き砲台として使用されました。
同年7月24日、天城はアメリカ第38任務部隊による呉軍港空襲において飛行甲板に爆弾2発が命中、甲板を損壊し更に左舷機関室艦底部に浸水が発生した。この時既に天城は予備艦として運用されていたために必要最小限の人員しか配置されておらず、人員不足で損傷箇所の応急対応がままならなくなりました。7月28日の第3次空襲により再度爆撃を受け、直撃弾1発、至近弾5発の被害を受けました。やはり人員不足で損害対応が行えず、これにより浸水が増大。翌7月29日朝、左舷側方向に大傾斜し横転。水深が浅い海域であったために全没はしておらず、船体の殆どは水上に露出した状態ではありましたが、復旧は不可能と判断され沈没と判定されました。

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