連合軍側初のジェット試験機 グロスター E.28/39

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イギリスのグロスター・エアクラフトで製作され、同国で初めて飛行したターボジェット機である。
1939年9月、イギリス航空省はホイットルが設計したターボジェットエンジンを実装した航空機の仕様書[1]を提起し、グロスターにその製作を指示した。グロスターはホイットルの協力を得つつ作業を開始し、同社の主任設計者ジョージ・カーター(George Carter)はテストベッド機として小型の低翼機を設計した。主翼や尾翼の配置は従来の航空機と同じであったが、機首には空気取入れ口があり、ジェット排気ダクトを通した尾部の上に水平尾翼と垂直尾翼が取り付けられていた。 E.28/39という名称は、1939年に航空省が製作を呼びかけた第28番目の実験機(Experimental)の仕様というところから来ている。その結果はジェット戦闘機グロスター ミーティアへと反映された。

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