ファンとアンチの狭間で ~ VOL.3 白雪姫②

初版 2020/04/28 12:27

改訂 2023/06/05 17:41

*なんでこんなことを綴っているのかはこちらをご覧ください

 ファンとアンチの狭間で ~ 本当の自己紹介

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*ファンとアンチの狭間で ~ VOL.2 白雪姫①

前回の続きで他の登場人物について思いの丈を綴っていきます。

●女王(魔女)●

・強烈なビジュアル

変身前後ともに、なかなか強烈なビジュアルの持ち主です。

一度見たら忘れられないお顔をしています。

眉やくちびるの端だけ動かすのが上手で、顔の筋肉が発達していそうです。

ところでこの世界では白雪姫が世界一、女王は世界二位の美しさだそうで。

世界のツートップが揃ってるなんてこの国の顔面偏差値は高いですね。

そして世の中はブスばっかり( `-д-)、ペッ

・本名不詳

劇中でお名前が出てきません。

そのため彼女を表す言葉として、日本語では「女王」「魔女」「おばあさん」。

英語では「evil Queen」「Wicked Queen」「Queen Grimhilde」「Queen」、「Wicked Witch」「Old Hag」「Witch」。

とにかく多岐にわたり欲しい情報がどの表記になっているのかわからないので、なかなか検索泣かせの人物です。

・ちょっとドジっ子?

世界一の美しさを持つ白雪姫を亡き者にするため、老婆に変身し毒りんごを使って殺害することを思いつく彼女。

その変身シーンはおどろおどろしく変身後の老婆もそれは恐ろしい姿で、公開当時のイギリスではR15指定が付くほど強烈なものでした。

・・・だったら、その薬を白雪姫に飲ませればよかったんでは?(´•᎑•`)

わざわざ老婆になって毒りんご作って食べさせるなんて"原付の二段階右折"みたいなことしなくても。

彼女の真の目的は【世界一美しい女になること】。白雪姫の殺害は目的ではなく手段なのです。

つまり白雪姫の美貌が消えれば彼女の生死は正直どうでもいいわけで。

であれば尚のこと、ずいぶん遠回りなこの作戦は解せません。

・謎の後妻業

そもそも彼女は何のためにこの国にわざわざ後妻としてやってきたのでしょうか。

彼女のこだわりはただ一点、【世界一の美貌】です。

富にも権力にもさほど興味はなさそうです。

彼女ほどの美貌の持ち主なら、後妻でなく初婚で良い条件で結婚できそうですし、

何なら得意の魔術で自分の国を造っちゃうことも難しくなさそうです。

毒りんごの件といい、ちょっと不思議な思考の持ち主です。

●七人の小人●

ネット上で文献などが見つけられませんでしたが…

大学で児童文学の講義を受けた際【彼らはファンタジーの住人ではない】という話を聞きました。

彼らは小人症を患っており、ひと目を避け森の中で暮らし、身体的な特徴を生かして宝石掘りで生計を立てていると。

それを踏まえると、彼らの陽気さにはたくましさを、彼らの優しさには虐げられてきたことへの苦しみとそれを乗り越えてきた強さを感じます。

小人の多くは白髭を蓄えていてかなりの高齢と見えますが、"おとぼけ"だけは髭がなく若々しく描かれています。

彼だけだいぶ後から仲間に入ったのかもしれません。

そんな彼ですが劇中では他にも若さを感じるシーンがあり、他の小人は白雪姫にキスをしてもらうときに帽子を脱ぎ頭を差し出すのですが

"おとぼけ"だけはくちびるへのキスをせがみ、毎度耳を掴まれ下を向かされてしまうのです(笑)

●王子●

『王子様』という語感から、なんとな~く素敵な感じの印象がありますが、

彼ほど得体が知れず異様な不気味さを感じる王子はいないと私は思っています。

・本名不詳

女王と同様、劇中でお名前が出てきません。

パークでサインをお願いしても「The Prince」と書かれます。

・不法侵入の不審者

散歩中にたまたま白雪姫が井戸に向かって歌う声を聴き、そのまま城壁を乗り越えてやってきます。

そして次のシーンでは突然井戸の水面に映り込み、勝手に歌に入ってきます。

王子であってもなかなか怖いです。王子だから許されるとかじゃないです。

驚いて城へ逃げる白雪姫に構わず、彼女へ「愛の歌」を捧げます。

ここまでの行動だけでかなりヤバいです。

・王子様の本性は…?

白雪姫に愛の歌を捧げた後、王子はエンディングまで出てきません。

次に彼が登場するのは棺に眠る白雪姫と対面するシーン。

ちなみに彼がここへやってきた理由がナレーションで流れるのですが、彼は「ガラスの棺に眠る乙女の噂を耳にし」たからやってきたのです。

この時点で乙女が死体であることは明らかで、そしてその死体が白雪姫だとはわかりません。

それでも彼はのこのことやってきます。

通りすがりの可愛いコに愛の歌を捧げ、たとえ死体であろうと素敵な棺に乙女が眠っていると聞けば馳せ参じる。

生死を問わないプレイボーイ感に、ただただ恐怖しか感じません。

ディズニーにはたくさんのヴィランズがいますが、本当の意味で怖ろしいのはこの王子なのでは?と個人的には思っています。

ファンとアンチの狭間で ~ VOL.1 やもめの悲哀

ファンとアンチの狭間で ~ VOL.2 白雪姫①

#2020年

#ファンとアンチの狭間で

#壮大なひとり遊び

#白雪姫

学生時代にディズニーランドにある"クイーン・オブ・ハートのバンケットホール"でアルバイトをしていました。
それがきっかけで業務上必要に迫られ知識をためていったらディズニーが好きに。
ここには私が気に入って収集したディズニーアイテムを多数展示しています。

***祖父の遺品である切手のミュージアムを開設しました。
そちらもゆるゆる展示していきます。

https://muuseo.com/YMJ-StampRoom

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