シネミス・ガメラ sinemys gamera

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シネミス・ガメラ
sinemys gamera
爬虫綱 ;無弓亜綱;力メ目
甲長:50cm淡水生?
時代:白亜紀前期(1億2000万年前)
生息地:アジア(モンゴル)
このカメのニックネームの由来にもなった特徴ある形の甲羅。このカメが発見される前にも、甲羅の縁に翼状の突起のあるものが見つかっていたが、ごく小さいもので、さほど注目されなかった(もちろん専門家は違うけどね)。ところが、中国(モンゴル)で発見されたコイツは、とてつもなく翼状の突起がでかい。で、カメの専門家たちはビックリしたのである。B-2爆撃機が公開される以前に見られた、ちょっとSF的なステルス機をイメージさせる形状が「ステルスボマータートル」というニックネームを付けさせたわけである。流水中でのスタビライザーの役目を果たしたと考えられている
その実体は今のところ不明。一般書でこのカメのことについて詳述されたものは見かけないので、唯一の
資料は世界最大の恐竜博にある甲羅の写真のみ。現生の淡水産カメを参考にして"身"の部分を造形してあ
る。頭部は小型のカミツキガメ系としてある
ムあるていど進化した時点で、力メ類は歯を消失してしまった。そして、先端がくちばし状に変化、口の周囲は角質化して、鋭利な刃のようになったものが多い。かみ
くだくことはできないが、かみ切る力は強い。現生のカミツキガメなどは、人の手を食い切るともいわれる。この口で当時(白亜紀前期)の魚や水生の動物をパクッと
食っていた(のかも知れない)

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