特殊鳥類シリーズ第4集

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発行日:1984年(昭和59年)3月15日
アカガシラカラスハトとカラフトアオアシシギ
特殊鳥類とは「特殊鳥類の譲渡等の規制に関する法律」(1972年)によって保護されていた鳥類。1993年(平成5年)施行の「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」に吸収されたらしい。図案は郵政省のデザイナー(技芸官)森田基治氏によるとのこと。

アカガシラカラスハトは分類:ハト目ハト科、学名:Columba janthina nitens。全長 40cm。カラスバトの小笠原諸島父島、母島、姉島に留鳥として生息する固有亜種である。過去に硫黄列島にも生息していたとされるが、最近の記録はない。森林内で果実や種子を採食する。季節により島間を移動する。生息域での森林の減少が激しかったことに加え、ノネコによる食害や、食物となっている種子がクマネズミに採食されてしまうなど、生息条件の悪化が予測される。生息数が極めて少なく、かつ今後も減少するおそれがあるため、CR(絶滅危惧 IA 類)に改めた。(改訂レッドリスト付属説明資料(平成22年3月)より)
日本のレッドデータ検索システムでは絶滅危惧ⅠA類(CR)(2023年1月現在)。
原画は郵政省のデザイナー(技芸官)森田基治氏によるとのこと。

カラフトアオアシシギはサハリンで繁殖し、東南アジアで越冬する。チドリ目シギ科。見かけることはほとんどないらしい。日本のレッドデータ検索システムでは絶滅危惧ⅠA類(CR)(2023年1月現在)。

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