特殊鳥類シリーズ第5集

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発行日:1984年(昭和59年)6月22日
シマハヤブサとオーストンオオアカゲラ
特殊鳥類とは「特殊鳥類の譲渡等の規制に関する法律」(1972年)によって保護されていた鳥類。1993年(平成5年)施行の「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」に吸収されたらしい。図案は郵政省のデザイナー(技芸官)森田基治氏によるとのこと。

シマハヤブサは分類:タカ目ハヤブサ科、学名:Falco peregrinus furuitii。全長雄約 38cm、雌約 46cm。硫黄列島北硫黄島にのみ留鳥として生息するハヤブサの固有亜種である。標本の採集が行われたのは 1920 年代から 1930 年代のみで最近の調査はなく、生息状況の実態はわかっていない。太平洋戦争時に環境が激変していることから、すでに絶滅している可能性もある。分布域が極めて限られていることから CR(絶滅危惧 IA 類)に改めた。(改訂レッドリスト付属説明資料(平成22年3月)より)
日本のレッドデータ検索システムでは絶滅(EX)となっている(2023年1月現在)。

オーストンオオアカゲラは奄美大島のみに生息する固有亜種。
日本のレッドデータ検索システムでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)(2023年1月現在)。

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