第二次世界大戦開戦直前のヨーロッパ鉄道時刻表の復刻版 Cooks Continental Timetable Aug. 1939 復刻版

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Cooks Continental Timetable Aug. 1939 復刻版
英国Cooks社が出版していた時刻表を、David & Charles Publishersという出版社が復刻版として発売したものです。
ハードカバーのしっかりとした時刻表。復刻版らしい風貌でw

タイトルに書かれている通り、この号は、1939年8月号であり、1939年9月のドイツのポーランド侵攻を開戦と見た場合、その開戦直前の号となります。

2つの大戦のはざまの時期は、ヨーロッパの国際列車の隆盛期と言えます。特にドイツ帝国の鉄道網拡大策の3B 政策(Bはベルリン、ビザンティウム(今のイスタンブール)、バクダード)の結果として、ロンドンからバクダートはじめ、テヘラン、モスルまでもが鉄道(一部航路、バス)で結ばれたという今では信じられない時代でした。オリエント急行は、まさに「東方の」とさす言葉ですが、ヨーロッパ各地からトルコのイスタンブールをはじめ、中東各都市と結ぶ国際列車として名を馳せていました。

そのオリエント急行の時刻表を4点
・オリエント急行
・シンプロンオリエント急行
・アールベルグオリエント急行
・オーステンドウィーンオリエント急行

日本でいうオリエント急行は「豪華列車」の側面が大きく取り上げられますが、旅客機による移動が一般的出なかった時代では、寝台と食堂車を備えた国際列車がとても重宝されており、目的地、経由地によってオリエント急行のバリエーションが増え、複雑に解併結するダイヤで運行されていました。

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