2006.11.30 U2
これまた昔のブログによくもまあ晒してたな…というライブレポの蔵出し。イヤ本当恥ずかしい。こうしてここにまた晒すのは、結構勇気が要ります。 当時、4日連続ライブという恐ろしい強行スケジュールで遊んでたんだなぁ…って今も大して変わっとらんけど。 2023.02.25 記 U2 (2006) https://muuseo.com/tanudon81/items/44 いしー ----以下、2006年11月30日に投稿したブログより 今日から怒涛のライブ4連発!しょっぱなはU2、8年ぶりの来日公演。今年4月に決定していたものの、「メンバーの家族の病気」を理由に延期となり、ようやく実現。そして、自分にとって初の、生U2。 開演時間10分過ぎくらいに、BGMがそれまでと明らかに違う音に変わって、客のテンションも一気に上がる。そして、会場暗転、The Edgeの特徴的な煌びやかなギターが「Where The Streets Have No Name」のイントロを奏で、Bonoがでっかい日の丸をブンブン振り回す大サービスで登場!!うぉーーっ!!ところが、モニターの調子が悪かったのか、イマイチ演奏の一体感がなくて、Bonoの歌がリズムに乗ってないように聴こえてあれれ・・・?しかし、すぐに立て直したあたりは、さすがは鉄壁のオリジナルメンバー!! 間髪いれずにLarryのドラムで「Vertigo」へ。冒頭のカウントを「Unos, Dos, Tres・・・」ではなく「いちぃ、にぃ、さーん!」と日本語にするという、これまたBonoの大サービスで会場も一気にヒートアップ。Bonoはその後も「Beautiful Day」(だったかな)の歌詞の一部を「Temples of Kyoto」と変えたり、世界初のライブ演奏となった「Window in the Skies」(最新ベストアルバム「U218 Singles」に収録の新曲)の曲紹介で「ほんとーに、はじめて」と日本語MCを披露したり、といった具合にサービス満点。バックに流れる映像も漢字で「爆弾」という文字が躍ったりと、ちゃんと日本仕様になってた。 また、業界きっての活動家のBonoらしく、たくさんのメッセージがこもったライブでもあった。「Sunday Bloody Sunday」~「Bullet The Blue Skies」の怒涛の反戦ソング2連発ではイラク戦争批判あり、Bonoのハチマキには宗教の共存を訴えるメッセージが込められ、スクリーンにはでかでかと「共存」の2文字。そして「世界人権宣言(Universal Declaration of Human Rights)」第1条~7条がでかでかとスクリーンに映し出されてナレーション(これは英語)が流れたり、「Where the Streets have no Name」ではアフリカを救え!とアフリカ大陸に位置する国々の国旗が次々と映し出される・・・アンコールではBonoが「魔法の旅をしよう。みんなケータイを出してくれ。会場を巨大なクリスマスツリーにしよう。」とのMCにあわせて会場が暗転、客がみんなペンライトではなくケータイを振り回して美しいイルミネーションを作り出すと、スクリーンには貧困撲滅キャンペーンのメールアドレスが表示され、参加を促すメッセージが・・・といった具合。単なるRock N' Roll Showではなく、こういう演出があるのがU2らしい。 いやー、それにしても、いいライブだった。Bonoは歌もすごいし(Miss Sarajevoで鳥肌立った)、動きも「いちいち」カッコイイ。観客に背を向けて歌うこともけっこうあったが後姿まで絵になってるし。The Edgeのギターも唯一無二なサウンドを聴かせてくれて、曲のたびにギターを替えるので見てても楽しい。そしてAdam & Larryのリズム隊はめっちゃタイト。生で聴く「Sunday Bloody Sunday」のイントロのドラムはすげーかっこよかった・・・。本物のU2を観たんだなあ、聴いたんだなあ、感じたんだなあ、・・・としみじみ。セットリストも新旧の代表曲が網羅されていて、最高だった! 本か雑誌で読んだのか、ラジオで聴いたのか忘れたが、「U2は日本嫌い」という話を小耳に挟んだことがある。が、もしそれが本当だとしても、少なくとも今日はU2もそんなネガティブイメージをふっとばしてくれたのではなかろうか?最初はエンジンがかかってなかった観客も、最後の方にはすごいテンションがあがっていて、アンコールの「With Or Without You」の大合唱は本当に凄くて、Bonoが感謝感激していたのがこちらにもビリビリ伝わってきた。バンドもオーディエンスも良いライブは、本当に参加していて気持ちがいい! 今日唯一の失敗は会社帰りに行ったこと。アリーナ席はオールスタンディングだったから荷物はジャマだしスーツは暑いしで最悪。スタンディングのライブには休暇を取って臨むべし! U2 VERTIGO//2006 TOUR2006年11月29日(水)さいたまスーパーアリーナ Setlist: 1. City of Blinding Lights 2. Vertigo 3. Elevation 4. I Will Follow 5. Still Haven't Found What I'm Looking For 6. Beautiful Day 7. Window in the Skies 8. Walk On 9. Sometimes You Can't Make It On Your Own 10. Bad 11. Sunday Bloody Sunday 12. Bullet The Blue Sky 13. Miss Sarajevo 14. Pride (in the Name of Love) 15. Where the Streets have no Name 16. One(1st Encore) 17. The Fly 18. Mysterious Ways 19. With Or Without You(2nd Encore) 20. The Saints Are Coming 21. Angel Of Harlem 22. One Tree Hill