ちょっと気になり、買いました②

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1989M Honda Integra Rxi
平成上皇陛下が自ら30年近くに渡ってハンドルを握られていらっしゃいました。シングルカムながら16バルブヘッドで電子制御燃料噴射装置を備えたZC型エンジンは強力120馬力と低速からの太いトルクで、Vtec仕様とはまた一味の違う美点を備えていました。5速MTとパワステ無のRxiを選択されていたことは、間違いなく昭和の走り屋の「象徴」でもあり続けたいとの気概が強く感じられます。

1978M Honda Prelude
「スペシャルプライベートカー、音楽ゴダイゴ」のCMで登場した「川越ベンツ」。
発売時ではCVCCの⒈8リッターエンジンが90馬力しか無いということで単純にショボいエンジンを載せていたシビックを大きくした様な魅力の無いクルマにしか見えませんでしたが、時間の経過とともに低重心の優れたデザインが目に留まる様になりました。
その後の次世代モデルは爆発的な売行きを維持し、1994Mの4代目Si Vtecは私の愛車となりました。

1987M Chrysler Lebaron Coupe (J -Body)
初めて海外駐在したMissouri州Columbiaの工場で当社がこの車の内装部品を手掛けていました。
私が駐在した直前の1995年7月に生産終了となりましたが、長期間販売されていたことから頻繁に路上で見かけました。コンバーチブルの方が数多く売れたらしく日本へも輸入されていたそうです。
当時のクライスラーは三菱自動車を傘下に置いていたことからエンジン等を供用しており、デザイン的にも生粋の米国車とは違う雰囲気が感じられます。

2015M Toyota Alphard
北川景子とモッくんの「ちょっとはしゃぎ過ぎじゃ無いですか」のCMを観てサウンドオブミュージックの音楽が耳にこびり付いた挙句に無性にザルツブルクへ行きたくなり、足を運んでしまいました。
気が付けば政治家や有名芸能人や大企業の重役の移動手段として重宝される様になり、「いつかはクラウン」を始めとする日本のセダン市場を完全に駆逐させる存在へ変貌を遂げてました。

2005M Honda Legend
長らく続いた国産乗用車の280馬力規制に風穴を開けた記念すべきクルマ。300馬力の3.5リッターV6エンジンにSH AWDの組み合わせは欧州の高級セダンに肩を並べ、カーオブザイヤー受賞という栄冠にも輝きました。
今にして思えば525万円という新車価格はバナナの叩き売りの様なレベルに感じられます。

2015M Nissan NV200 Taxi
トヨタのジャパンタクシーの対抗馬として日産が社運を賭けてリリースしたNV200ですが、日本人の眼からはタクシーに見え難いことから、2021年に生産中止となりました。
欧州等では空港を拠点とするタクシー会社には全高の高いワゴンはシャトル的な需要が高いことから、生産中止は勿体無い話しの様に思われます。
トヨタのジャパンタクシーは見かけ程のスペースが無いことからシエンタの方を好んで選択する業者も多く、タクシーの使い勝手としてはNV200の方に優位性が感じられます。

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