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トレモライト 透角閃石
透角閃石(Tremolite) 名前の由来はスイスのイタリア側、Ticino州 Campo Lungoアルプスの Tremola渓谷 で最初に発見されたことから,緑閃石の鉄分が少ない一般には白っぽい変種 結晶構造は二重鎖状。普通は針~繊維状の、放射(または平行)集合体であるが、柱状結晶にもなり、潜晶質の緻密な塊(いわゆるネフライト)にもなり、あるいは石綿状にもなる。
鉱物 ルース Ca2Mg5Si8O22(OH)2 0.94ctネルママ
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パライバカラーのアウイン
宝石質のアウインはドイツのアイフェル産が有名で、目の覚める様な青い色の宝石というイメージですが、近年アフガニスタンでパライバカラーのものが出て来ました。 かなり複雑な化学組成を持つ鉱物ですがソーダライトに属し、単独で産出する他に、瑠璃(青金石」: ラピスラズリ)の主成分を成す鉱物としてソーダライト、ノゼアンと共に含まれます。 いずれも鮮やかな青い色が珍重され、宝石として珍重される鉱物ですが、これらの青は含まれる硫黄イオンの電荷移動による発色です。 青の他にも白、緑、黄色、赤などの色があるとのことです。 2.98×2.38×1.81mm
鉱物 ルース (Na,Ca)4-8Al6Si6(O,S)24(SO4,Cl)1-2 0.091ctネルママ
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アフガナイト
アフガナイトはその名の通り、アフガニスタンに産する石です。 砂漠の夜空の色と讃えられる青金石(ラピスラズリ)の故郷、バダフシャンのサー・エ・サン鉱山が原産地です。 よく見かけるものは青みの強いものですが、こちらは爽やかなサイダーの様な水色で蛍光色は明るいアンズ色です。 噴出したアルカリ溶岩に含まれる炭酸性の変成岩塊中に生じており、かすみ石、方ソーダ石、黄鉄鉱、金雲母、オリビンなどを伴う。 青金石の結晶のコアの部分はしばしばアフガナイトになっていて、サー・エ・サンから青金石の結晶が出回り始めた頃、欠けた内部が白っぽくなっている標本が散見された。が、当時は「この部分も青金石であり、硫黄分が不足して青くなっていないものだ。青金石の本来の色は白色だ」などと言われていた。しかし実際にはその白色部分はアフガン石だったというケースがあったらしい。 また、この産地では石英(水晶)から青金石やアフガン石に変化した仮晶も見つかるという。
鉱物 ルース (Na,Ca,K)8(Si,Al)12O24(SO4,Cl,CO3)3・H2O アフガニスタンネルママ
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カンクリナイト-ソーダライト
Cancrinite 灰霞石 1839年にドイツ人の鉱物学者に鑑定され、ロシアの経済大臣George Kankrin(1774-1845)に敬意を表して命名された。 この石は特異な性質を持っており、ケイ酸塩であるが、炭酸塩を含むため酸で発泡する。 結晶の色は透明、黄色、水色などがある。 取り扱い業者さんの話では、パライバカラーで宝石質のソーダライトが2022年の年末くらいに発見されたとの事ですが、詳しい時期は今鉱山に問い合わせて頂いています。との事。 杏色に蛍光するのも魅力的
鉱物 ルース Na6Ca2Al6Si6O24(CO3)2 アフガニスタンネルママ
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アパタイト結晶
アフガニスタンやパキスタンのペグマタイトからは美しいピンクや紫の燐灰石結晶を産しますが、カットされたものは見たことがありません。 結晶標本として遥かに価値があるので、熱に弱く璧壊性のあるアパタイトを危険を冒してまでカットしないのではないでしょうか。 アパタイトとはギリシア語の”apatao=私は騙す”、を語源とする命名です。 多彩な色彩を持っていることで、緑柱石や電気石等々、似たような色合いと結晶形の他の鉱物と紛らわしいことがその理由の様です。
鉱物 結晶 Ca5[F・Cl/OH・(PO4)3] アフガニスタンネルママ
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ラピスラズリ ラズライト結晶
宝石としてラピスラズリと呼ばれますが、鉱物としてはラズライト (Lazurite) が正式な名前です。 その名の通り、ラテン語の青 : lazurium に因む名前ですが、日本語では金色の黄鉄鉱を含む石、青金石 (せいきんせき) と名づけられています。 ラピスラズリ (lapis lazuli) は、方ソーダ石グループの鉱物である青金石(ラズライト)を主成分とし、同グループの方ソーダ石・藍方石・黝方石ゆうほうせきなど複数の鉱物が加わった類質同像の固溶体の半貴石です。 これらの固容体に加えて母岩の白い方解石や、さらに黄鉄鉱が不純物として混ざってきます。 それらが織りなす美しい景色を装飾品や彫刻品に利用してきました。
鉱物標本 アフガニスタンネルママ
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ハックマナイト
紫〜ピンク系のハックマナイトは比較的見ますが、青系を初めて見つけ、爽やかブルーで感動です。 強蛍光ではありますが、紫外線での色変わりはあまり観察出来ません。 4.8/4.1/3.5mm テネブレッセンス(Tenebressense : 可逆的光相互変性) テネブレッセンスとはラテン語の「闇」を語源とする言葉です。 全てではありませんが、多くの無色無視淡黄色のハックマナイトが長波の紫外線でピンクや橙色に、短時間の紫外線で紫色の蛍光を放ちます。 この現象は何度でも繰り返し行われ、テネブレッセンス(可逆的光互性変)と呼ばれます。
鉱物 ルース Na 8 Al 6 Si 6 O 24 (Cl 2 ,S) 0.37ctネルママ
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ブルースポデューメン
黝輝石(リシア輝石・スポジューメン) 敬愛してやまない[空想の宝石結晶博物館]より抜粋させていただくと、 スポジュメンは、内部にアルミニウム原子を持つ酸素で形成された八面体配位の鎖で構成されており、これらの鎖は、鎖の間に位置し、内部にアルミニウム原子を持つシリコンとリチウム原子で形成された四面体配位で連結されています。純粋なスポジュメン結晶は無色です。アルミニウム原子の一部が不純なマンガンや鉄に置換されると、ピンク色からラベンダー色のクンツァイトまたは淡い緑青色のヒデナイトになります。アルミニウムの一部をクロムやバナジウムに置換するとエメラルドグリーンのヒデナイトになります。スポジュメンは、ケイ素-酸素鎖間の弱い原子結合の平面に沿って、2 方向に容易に切断されます。とあります。 発色もとてもデリケートで紫外線に長時間晒されてると退色してしまいます。 しかし今回入手したブルースポデューメンですが、何故か淡いブルーのまま退色していません。ブルーは退色する前の元々の色だということらしいのですが、このルースは入手する前から展示即売会などで日光に晒されていたそうですが、全く変化無しだそうです。ですが、保管の際には遮光が必須です。
鉱物 ルース LiAlSi2O6 9.51ctネルママ
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インディゴライトインクオーツ
両垂ブルークオーツ とても希少なアフガニスタン産の青水晶です。 水晶に、インディゴライトトルマリンか、クロシドライトが内包され青く色づいています。 ブラジル産のインディゴライトinクォーツとは違った雰囲気です。
鉱物標本 SiO2 アフガニスタンネルママ
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シプリン(ベスブ石)
シプリン(ブルーベスビアナイト/アイドクレース) 検索すると、ノルウェー・テレマーク産の銅を含む青い変種銅、青色変種、ノルウェーのテレマークで発見。とあります。 希少性が高いぶん、インクルージョン多めのものがカットされて市場に出てくるお石さんのひとつですが、こちらは内包物はほとんど認められません。
鉱物 ルース 24000円 Ca19(Al,Mg,Fe)13Si18O68(OH,F,O)10ネルママ