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頭脳警察 2ND ALBUM
発売禁止やらという話題が先行しがちなアルバムだが、単純に骨太でストレートな声、音がかっこいい。1972年の空気が感じられるPANTAの歌詞、乾いた感じで、絞り出してうたう声にグイグイ引き込まれる。ハルのパーカッションが心臓の鼓動のようでなんだか全部バランスがいい。いいアルバムはこういういろんな要素がいい具合にかみ合わさった決勝なんだなと改めて気が付かせられる。とにもかくにも①銃をとれ!~マラブンタ・バレーが脳内リピート終わらないような感じでインパクトが強い~からの②さようなら世界夫人よ の流れもギャップがあるが逆に印象が強く残る。名曲。 https://www.youtube.com/watch?v=H9sjp107kXA
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町田町蔵 ほな、どないせぇゆうねん
とにかく声が好き。声にやられると大体何やっても好き。現在の「我が民に非ズ」も最高だが、このミニアルバムの中のロック、、PUNK、プログレ、サイケやらごちゃごちゃな音で、呪術師のような歌い方な町蔵がなんかはまる。全部聞き終えると何か映画を見た後のような不思議な感じにも毎回なる。何回聞いても最後の曲「烏滸の沙汰なり」であほあほあほあほあほあほ・・・・と初めて聞いてだいぶたつ今でも口ずさんでしまう。1987年発売。 https://www.youtube.com/watch?v=FFSVVP9hQ4o
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村八分 ライブ
チャー坊の独特な、そしてストレートな日本語歌詞を吐き捨てるかのように歌う、叫ぶ!山口冨士夫の太く、シャープで音数最小限な絶品フレーズ満載のギターが鳴りまくる、日本のロック、屈指の名盤!! A面 あッ!! 夢うつつ どうしようかな あくびして B面 鼻からちょうちん 水たまり のうみそ半分 馬の骨 C面 ねたのよい ぐにゃぐにゃ のびてぶぎー んッ!! D面 どこへ行く にげろ どうしようかな 序曲 https://www.youtube.com/watch?v=AuaAKfE2Z7c
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暗黒大陸じゃがたら 南蛮渡来
暗黒大陸じゃがたら1作目となるオリジナルアルバム。 1982年5月に自主レーベルのUgly Orphans RecordsからLP盤でリリース。A①でも・デモ・DEMOのニューウェイブな匂いがプンプンするアフロでFUNKな感じがまさにこの当時のじゃがたら、ロックな色も強くてなんだかんだで結局この1stが好きだな。異質を放つB②ヴァギナ・FUCKはこのころのじゃがたら限定な感じもするが、いろんなVerのある名曲A⓸タンゴはこのアルバムVerが一番好きだ。イントロのEBBYのギターがめちゃめちゃいい。この音の感じがTHE FOOLSのWEED WARにつながる感じ。 https://www.youtube.com/watch?v=qTjg5ILWy4o&list=PL85MHFDbH30BjQOSawymPv2t4clFWxUkN
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日本マドンナ 卒業制作
なんの知識もなくぱっとみてうわって衝撃を受けてハマった数少ないバンド。 といっても動画なんかでたまたま目にして知ってはいたが、LIVEがまあ凄かった。 当時メンバー高校生だったと思うが、PUNKが好きなモンが持つツボをまあ的確に突いてきた。 いい感じの演奏の荒さ。いい感じのギターの破裂した歪の音。周辺のものをなぎ倒していきそうなドラム。 そして目ひん剥いて太くやや歪んだBASSをかき鳴らしながら叫びに近い感じで歌い倒すVO。曲も何というか、なんちゃら風の、かつ女の子バンドの何々というのは皆無。まあ自分好みな音の強烈な塊とヴィジュアルが両方ガツンと目と耳と脳みそに入ったもんだから今でもずっとハマってる。初期衝動はこれ!という見本。自分しかわからん感覚だが、自分も高校時代そんな感覚でバンド組んで曲作ってやったもんだ。時空を操れれば当時の自分のバンドと対バンしてみたい。マジで。 このアナログは2010年7月に発売されたCDのリニューアル。自分が見た時のあの頃の音。ほんと色褪せないすごい曲だらけ。一度活動休止して近年復活してるが、今の音も初期衝動と経過した年月の何かが積み重なってさらに素晴らしくなっている。毎度新作が楽しみ。
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山口冨士夫 RIDE ON!
74年の『ひまつぶし』から9年ぶりに83年に4曲入り20cmEPで発売された。タンブリングスの演奏の記録としてスタジオ音源は唯一だ。乾いた感じの音(MIX)がとても良く、TEARDROPSの1stといい意味で対局な、ヘヴィーなクランチ効き気味なギターとかっちりしたリズム隊、青木真一ギター、最高の音源だ。かなりLIVEもこなしていただけにラフなようでまとまりがすごい。ギターの切れも半端なく、当時のLIVEのような大音量で聞くともうヤバすぎ!「ROCK ME」最高! https://www.youtube.com/watch?v=bJOrUp-Py8I
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友部正人 にんじん
友部正人はまず声が好きすぎて何でも良い。しゃがれつつやや高めのキー。 ギターはあくまで歌を生かす伴奏。詩人らしい、いわゆる起承転結はっきりな歌詞ではなく、 絵を想像させるかのような世界の歌詞。聞けば聞くほどズブズブとはまっていくこの感じ、 ロックバンドなんかでパッと見てパッと聞いて「うわ、かっこい~~」とはまる感じとまた違う、 なんというか湿布を張ってしばらくしてジンワリ奥まで効いてくるあの感じ。 そんなんなんで音さえ聞ければどのアルバム、どの時代も最高なんだが、一番好きな「一本道」が入ってるものあり、この2ndアルバムを選んでみた。 1973年発売 https://www.youtube.com/watch?v=piPM2tQHXuo
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ラフィンノーズ LAUGHIN' CUNTS UP YOUR NOSE
★1995年リリース。ラフィンといえば!な曲をリメイク! 全曲当初のリリース音源よりかっこよし!インディーズ時代のザラザラした感じとメジャーっぽい感じの中間。キャリアを重ねた味もあり。疾走感は倍増し。今だ現役、名曲もたくさん生まれているがやっぱ選曲でいうとこのアルバムのラインナップは鉄板だな。LIVEで演奏したらどれも盛り上がりまくるし。 いまだに一日一回は聴いてる気がする。メジャーのデビューアルバムの音源を10倍ゴリゴリハードにしてスピードあげまくった⑪ BROKEN GENERATION 最高!締めの⑭ GET THE GLORY これも速いやつでもう最高! https://www.youtube.com/watch?v=vnf9tFkn6wM&list=OLAK5uy_kS96sjJsVDkQClfRaM2HSNIbL-GkaDZGE&index=1
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シーナ&ロケッツ キャプテンギター&ベイビーロック
86年名古屋と渋谷でのライブを収録した2枚組。ゲストが山口冨士夫なだけに個人的にはギャザードとこれがシナロケのベストだ。メンバーではないだけに、冨士夫ちゃんギターがグイグイくるのはあまりないが、控えめながら時折グイグイ突っ込んでるギターが聴きどころ。単純にギターが2本になったからという理由以上に濃いめなギター2人ということで音の厚みがすごい。シーナの歌もいつになくキレッキレな気がする。ビールスカプセルでの絡みが好きだな。ほんと貴重な組み合わせのLIVE,最高! https://www.youtube.com/watch?v=UWVQCx4pVEM
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WHISKIES
やっと手に入れたWhiskies! いまさらだが、青ちゃんはFoolsの時もそうだがラフに見えて結構かっちりギター弾く。冨士夫絡みのときは遠慮してだだなーって今更再確認。しかしこのシングル、ダルいロックにレゲエにFunkが全部ある。最高! このダル~~いロックンロールな音、いまやってる連中いんのかな?まあいるだろうがなかなか目にしなくなってだいぶ経つな。 ①LAMES ②THROW AWAY ③フラフラ ④CLOSE GAINS 1987年 S.E.X RECORDS, SEXY-003 7インチ・シングル・レコード, 33回転 VO&Gコックサッカーズ、自殺、カノン、WAX、藻の月のジョージ。 VO&G青木真一。 Drフールズの前身バンド・SYZEに在籍していたこともあり、後にフールズのメンバーとなるマーチン。 THE GOD ザ・ゴッドのメンバーだったこともある純一郎がゲスト。 動画 引用 https://youtu.be/86d030Oomzg
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THE STREET SLIDERS がんじがらめ
スライダースの2枚目。スライダースがすげ~~な~~と思っていたのは、多少狙ったイメージがあったにせよ、ゴリゴリでこてこてなストーンズ70年代臭なR&Rを日本的に演奏、あんまししゃべらん、装飾間なし。これでよくまあ売れていたな~~って。それが顕著なのがこの2ndかと。A①「Toa・Lit-Tone (踊ろよベイビー)」でもってかれる。だる~~いジャムってる感じ。で②「So Heavy」で彼らにしてはキャッチ―な感じから③「(Nobody can) Catch Me」でまたダークでどよ~~んとした曲やっちゃう。いや~~これでメジャーなSONYから出てしかも武道館なんかもやってコンスタントに活動して。まあすごいほんと。エレカシなんかもEPICからデビューしたときはそんな感じだったが、続かず。結局大幅なイメージリニューアルで売れた。スライダースはそんな必要がなかった。 って売れるどうこうはどうでもよく、当時の日本のR&Rバンドの基本形だったし、こういうバンドがPUNKバンドやPOPS歌う歌手、バンドなんかと同じフェスなんかでも出ていてなかなか刺激的だった。また現れんかなこういうバンド! https://www.youtube.com/watch?v=3kNPb6GRsPM
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the stooges fun house
★1970年リリース。看板曲だらけ。曲がけっこうカッチリしてきた頃かも! A③「t.v.eye」。イントロギターフレーズがループ。頭の中が狂暴になるんだこれ! A①「down on the street」②「loose」はけっこうキャッチーな感じ。どストレートなへヴイーなやつばっかりから幅が広がったんだべな当時。④「dirt」は1stからの雰囲気まんま。ドロドロです。 B①「1970」シンプルなロック!②「fun house」はSAX入る。インストっぽいが歌はいる。LIVEでくねりまくってそう。③「l.a blues」はラストっぽくぐしゃぐしゃなフリーなぶっこわれ曲。らしいな~~これ。 https://youtu.be/CsZ4XIOEKLY
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The Roosterz KAMINARI
★1986年発売。大江慎也抜けてから2枚目。 初期のルースターズにどっぷりはまっていたころ、この頃の彼らの姿を見れたのは確かNHKで放送したR&Rオリンピックの映像。最初誰だか分らんかったが、とにかくかっこいいな~~これ!って確認したらルースターズ。曲はA1の「Oh!My God」だった。初期のゴリゴリR&Rではなく、ぶっきらぼうでCOOLな花田の歌、ギターに以前にはないエフェクトたっぷりな下山淳のギター、かっちりシンプルなリズム隊。すぐ翌日LP買いに行った気がする同じくアップテンポなB3「NO NO NO」、B4「SEARCHIN'」が当時はこれまでにないルースターズな感じで未だにヘビロテだ。 https://www.youtube.com/watch?v=D8aUHnmj5Gg
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THE ROCK BAND アナーキー
1986年にアナーキーのメンバー、マリが事件を起こして逮捕され、4人になったアナーキーはTHE ROCK BANDと改名してこの「アナーキー」を1986年にリリース。アナーキーと変わったのはギターの音がヘヴィーになり、リズムもPUNKな感じと真逆の、重めなR&R。一人になったギターの藤沼伸一がかなり弾きまくり、これが良かった。アナーキー時代よりむしろこっちの方が好みだった。なんかこう、いろいろそぎ落としたSOLIDな音。しかもこのアルバム、プロデューサーが笹路正徳だったりするのがある意味アンマッチな気がするが、いい意味でホーンなんかのアレンジを適材適所に聞かせていて自然と音の幅を広げている感じがする。「A①ボーダー」が好きだが一番好きなのがルースターズのカヴァー「B①FEEL FOR YOU」が一番好きだ。このころのこのバンドに合いすぎる曲だったから。 https://www.youtube.com/watch?v=1glledP4O7E
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THE RAMBLINGS 快楽のどん底
4人編成のシンプルなR&Rバンドだが、Voの金田ヒサのしゃがれ声にはまるとぐいぐい引き込まれる。発売当時(1989年)、イメージ先行なR&Rバンドが多かったが、ランブリングスは別格、本物なロックバンドに見えた。歌は「お前」にささげるシンプルなラブソングが多く、言葉使いもシンプルなため口ずさめる。現在進行形な今も見てみたい。
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