金鵄(小箱:10本入)ー3

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「金鵄」は「バット」から改称された当時の装いを全くなくし、ただひとり金鵄が粗末な紙箱を飾るのみとなっていました。
終戦後も、新しい包装資材が調うまでは、戦時中と変わらないデザインのまま、定価改正印を押捺することで新価格品の表示が行なわれました。幾度となく刷色やデザインが変更されてきましたが、戦中戦後の日本さながらに満身創痍ともいうべき状態でした。
この間、闇市場での取引材料、宝くじの景品など、戦後の窮乏生活を支えますが、大蔵省専売局が解体され日本専売公社が発足するとともに、もとの「ゴールデンバット」に復します。

1944(S19)年3月28日~ ☆意匠改正 枠を消去【画像1】
1945(S20)年3月1日~  35銭へ価格改正【画像2】 
   ☆戦時負担額削除【画像3】
           ☆価格表記なし軍用品【画像4】
1946(S21).07.01~  1円へ価格改正 ☆23銭に価格改正印【画像5】
1947(S22).04.01~  2円50銭へ価格改正 ☆35銭に価格改正印【画像6】

1949(S24)年5月31日 ゴールデンバットに改称 

※改称後である1950年の日本専売公社による公定価格表にも、「金鵄」は「ゴールデンバット」とともにその名を連ねてています。「製造たばこ品名別販売高」(日本専売公社、1957年)によれば、1950年度内に約150万本近くの在庫が継続して販売されたようです。

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