「この紋所が目に入らぬか!」 津軽塗 桜紋ななこ塗印籠

初版 2022/08/10 15:24

改訂 2024/04/04 06:25

私は若狭塗に興味を持ち始めてから津軽塗にも注目するようになりました。両者は兄弟のような関係だからです。

津軽塗は「華麗」な感じの作品は若狭塗と比べてあまりありませんが、「可憐」な作品は多く見られます。そんな小さな可愛らしい作品をご紹介します。

野弁当にも似た三段の印籠で、最大幅6.5センチの大変小さなものです。箱は合わせ箱で共箱はありません。編み上げた袋に大事にしまわれていました。

桜の花と蔓模様が菜種のななこ塗の上に描かれています。

絵柄は各段の絵が連続しています。

絵柄も綺麗ですし、また金具が凝っています。

金具はどうも鳥のようです。

小さな三段の小箱がぴったり収まります。

中はやや地味な変り塗(唐塗)です。

側面が桜紋。

前面が唐塗です。

朱肉が最上段に備えられています。

枠のみの画像です。下の小窓は変化をつけるためでしょう。ここから唐塗がちらりと見えます。

丁寧に桜の花びらが描かれています。

中段の高さは12ミリですから、非常に細かい細工であることがお分かりでしょう。

よく知られた黄門さまが持つ印籠とは形が違いますが、一段と手が込んで洒落ています。ただ悪人に見せつけるには少々風流すぎる気がします(笑)。

#津軽塗

#漆器

#入手

#コレクションログ

#蒔絵

1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。

Default