魅惑の薔薇窓~聖ザビエル天守堂

初版 2023/08/17 15:10

改訂 2023/08/26 22:21

明治村5丁目には白亜の「聖ザビエル天守堂」があります。明治23年にフランス人ビリオン神父の監督の下、昔ザビエルが居たこともある京都に建てられました。設計原案はフランスからのものですが、建物は日本人が建てました。昭和42年に解体され、昭和48年に移築されています。

外部は煉瓦ですが、内部の柱や小屋組みは木造です。堂々たる聖堂で、明治の京都の町並みでは異彩を放っていたことと思います。

内部は典型的なゴシック様式です。

交差リブヴォールト天井と木製のボス。こんな美しい木製天井の教会は日本以外にはないと思います。

内陣祭壇奥に七聖人の像。右から聖ステファノ、聖ペテロ、聖ヨセフ、聖フランシスコ・ザビエル、大天使ミカエル、洗礼者ヨハネ、聖フランチェスコ。ステンドグラスも大変美しいです。

直径3.6メートルの薔薇窓(レプリカ)。当時の日本としては破格の大きさです。

こちらはオリジナルの薔薇窓と十字架。色ガラスに模様を描いています。16世紀にザビエルが京に建てた教会が偲ばれます。

1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。

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