今川焼?アメリカンヨーヨー?~否、江戸期 菊流水蒔絵喰籠です
初版 2023/01/20 13:43
改訂 2023/04/29 19:18
江戸期の中型の喰籠で、直径は九寸ほどのものです。菊蒔絵が大変美しい出来の良い喰籠です。
横からの画像ですが、プロポーションは良いです。高台はちょっと高め。
上から見たところ。丸いきれいな形状です。
蓋部分には金を播いて華やかな印象。
蓋の合わせも狂いなくしっかりしています。中央に糸を通せばヨーヨーになりそう。
菊蒔絵、とても丁寧な仕上がりです。花弁の描き方などはとても細かいです。
黒と金の組み合わせは最高です。
内部の黒塗り部分に亀裂があり、この修理に半年掛かりました。購入額より高い修理費になるのは恒例のことです(涙)。
ほとんど湯焼けのない状態です。我が家ではちらし寿司を盛るのに使ったりしています。
高台部分も傷みはありません。使いやすいです。
いかにも古い漆塗りの共箱。大切にされてきたことが分かります。
1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。
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