Charlie Byrd / Aquarius

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私も『Jazz Samba』でチャーリー・バードの名前を覚えて、よく見かけ、安い、という理由で吟味もしないで買い求め、自宅に持ち帰るのだが、聴き込むこともなく、棚の奥にしまわれてしまう。いつの間にか彼のレコードはほとんど家にないけれど、このレコードだけは残った。ときどき聴きたくなって、棚の捜索をすることになる。
マイルスのプロデューサーでお馴染みのテオ・マセロの制作で、アレンジも担当している。小規模の編成がしっくりくるが、鍵盤がハービー・ハンコック、ドラムがバーナード・パーディーと超豪華。鍵盤は目立たないが、バーナード・パーディーのドラムは完全なパーディー節でギターより目立つ瞬間も多い。
「ふたりのシーズン」、「アクエリアス」と選曲も私好み。「マイ・ウェイ」ですら新鮮に聞こえ、ビートルズの「ジュリア」は別曲に聞こえる。

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