-
ESPと言う名の謎ベース
こちらESPと書かれた謎ベースです 言うまでも無くハードオフです 3.4年前に僕が青森を旅行していた時に見つけた謎のベースなんですが 大概ハードオフマニアになってくるとイチイチ機体を凝視しなくてもめぼしい物かどうかを分かって来る選定眼が身について来るのですが、歩きながらチラチラ見ながら眺めていると <●><●>…⁈ んん? コレ、ESP…なの? これもハードオフあるあるなのですが ESPのオーダーモデルが売られていると値段が凄くアヤフヤなラインだったりします 要はオーダー故に価値を付けずらいのです でも結構安い傾向はありますね そりゃそうです オーダー主がどんなオーダーしててどんな癖が付いてるのかわからないのと実際何に価値が付いた機体なのか判断出来ませんからね ホームページに載ってる訳でも無いし そんなこんなでESPのオーダー物はハードオフではたまに安値(と言っても10万切るのは珍しい)で売られてたりするのですが <●><●>30000円…? 流石にちょっと安過ぎ とは言え、パッと見だとその辺の安物のベースにしか見えないのもあって変にしっくりは来る しかし変わってるベースだ リアにはミュージックマンタイプのハム そしてシングルのフロント ジャズベとも言えない妙なセッティング しかもどうやらこいつパッシブ このタイプでアクティブじゃないのは珍しい 取り敢えず弾いてみましたが うーん…まぁミュージックマンぽいあの音 謎の弾きやすさがあるがハードオフマジックで店内に反響する空間で弾くから必要以上に良い感じの音に聴こえなくも無い訳で もしかしたらESPの学生が昔作った作品とかなのだろうか? だとしたら改造だけして遊ぶには案外悪く無い木材とか使われてたりすんのかな? 一応店員のおばさんに念入りに聞く 「これ、本当にESP製品で間違いないですか?」 「あ、はい ESPだと思います」 <●><●>言ったな… て訳で全く信じてないけど購入 30年前の製品とか言われたらまぁわかる程に作りもロゴも安っぽいけど取り敢えずESPですって言われたらそう解釈するしかない そんな訳でどれだけ胡散臭い物だろうと100%事実がわかる場所を僕は知ってるので持ってってみました そう ESPのクラフトです笑 さて、いつもお世話になってるクラフトマンに早速現物を見てもらう 「これ、どうみてもESPっぽくないんですが本当にESPのベースですか?」 「あー違いますね ニセモノですよ」 その間4秒程度 瞬殺とはこの事 まずロゴがこんなにデカくない ESPからオーダーしてこんな酷い出来は有り得ない 多分中華製の何か もしくは学生が適当にフェルナンデス辺りのベースを改造して作った何か ESPのパチモノは相当珍しいらしくクラフトの店員さんがこのベース見てあーだこーだ議論してるの見てるのは物凄く面白かったですね 何だったら贋作の実例として寄贈しても良かったけど流石に三万でこんなゴミ売り付けられた身としては流石に困るので青森ハードオフへ連絡 「以前ESPと書かれたベースを買ったのですがどうやらあれESPじゃないみたいなので返品したいんですが」 「え?そうなんですか? ちなみにどんな特徴のベースですか?」 「青い日本のフェルナンデス とかアリアプロとかにありそうな安っぽい4弦ですね 一応店員さんに念入りにESPですか?と確認してESPと答えられた物だったので返品出来ないと困りますね」 「あー、そうですか ちなみにESPではないってのは何を根拠にお調べになりましたか?」 「ESPのクラフトに持ってって製造元が見て即座にニセモノって断言されたので100%違うみたいです」 「あ、かしこまりました 大変申し訳ありませんでした。ご返品承ります」 と言う製造元に持ってったと言うのが想定外だった様で最初受ける気無さそうだったのが手のひら返し 即座に返品手続きして貰いました ハードオフって超遠方に返品とかする時は最寄りのハードオフに持ってくと勝手に送って貰えるんですね 勉強になりました( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ )
ベース ??? 3万青森さん
-
Sterling by MUSICMAN RAY34
こちらSterling by MUSICMAN RAY34 です ハードオフです もう言うまでもありませんね 丁度この時期にとある仕事が入りまして 「楽曲のベースはMUSIC Manみたいな音が欲しい」と言うオーダーがあったんですよね ミュージックマンか… 出たよ 個人的には変態しか使わないベースだと思ってて未だ生で使ってる人見た記憶ないですね フリーのファン位じゃないんですか?アレ使ってるの と言うのもですね ミュージックマンってベースの音じゃないとか言われる位ミュージックマンの音なんですよ笑 余程の変態じゃないとわざわざあのバカ高いベースを喜んで買う人は少ないのではないかと思います レイクランド使いはたまに見るけどミュージックマン使いは専門のベース科ですら見た記憶ないぞ… とまぁ 本当ならサウンドオーダーは機材的に無理な物は受けられないのですが、ちょっと大口のデカい仕事だったので無理とは言い辛くて…( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) しかもミュージックマンのベースの音が入ったDTMプラグインってMODO bass位なんすよね かと言ってMODO bassはちょっと商業音楽のカンパケに使うには少し厳しい品質だし…何よりスラップはMODO bassには荷が重すぎる て事でもう ミュージックマン買おうかな…ってとこまで頭が行ったんですが思い出したんです 専門の後輩にスターリン使ってた奴いたな…と スターリンってのはミュージックマンの廉価版みたいな物で音の傾向は結構まんま同じなんですよ 品質的にどの位違うからミュージックマン弾いた事ないからわかんないけど て訳でスターリン買うのアリ説が浮上 実は僕の家から1番近いハードオフにスターリンが売れずに飾られてるの何回か見てるんですよね しかも32000円だかで メルカリとかでも6万位で売られてんのに でもそれが高いか安いかすら弾いてないから価値も読めない状態 で、ネットで色々調べましたが ミュージックマンを買うかスターリンを買うか議論と言うタイムリーな記事が沢山ありましたね どの記事も何か結局 欲しいと思った方を買うのが良いよ⭐︎ みたいなクソの役にも立たない凪の様な結論で話にならない うん もう楽器屋行って弾いてこよう て訳で大手のベース専門店へ そこにはミュージックマンが数本とスターリンが沢山 コレは弾き比べしがいがある ただそこで問題発生 どうやら今のミュージックマンもスターリンも訳の分からない改悪続きでいらん事ばかりしてるらしい そのせいで殆どがローストメイプルネックでマボカニーボディとか意味不明な組み合わせが主流なんだとか ちなみにハードオフのスターリンはメイプルボディにメイプルネックでローズ指板 だいぶ仕様が違うから比較になるのだろうか? まぁ取り敢えず現行のスターリンを弾いてみる うん、コレがまた弦高がバカ高くて弾けたもんじゃない 音も寝ぼけた様な鳴りでスラップだけビキビキと言う酷い個体 殆どがその仕様だからもう他を弾く意味もない そしてミュージックマンを弾いてみましたが 「あー…なるほどな…」って感じ 別に好きか嫌いかは置いといて 流石に超えられない壁がありましたね、高いベースじゃなきゃ到達出来ない鳴り方と作りの良さ でもスラップしたら案外言う程遠い音ではない気もしましたね ……ダメだこりゃ スターリンで何とかしよう説は厳しそうだ まぁ、ただ一応ハードオフの方のスターリンも弾くだけ弾いてみるか と思いハードオフへ 早速弾いてみましたが <●><●>…あれ?いいじゃん? 不思議な事に新品の改悪スターリンとは次元が違う程に弾きやすく音の輪郭がクリア そしてバカ重いボディのせいか、楽器屋で弾いたミュージックマンに近い鳴りの良さを感じる 勿論同格とは程遠いけど コレなら…アリだろ ミュージックマンの音の特徴は全然出てるし 後は音作りで誤魔化せば何とかなる範疇な気がする て訳で 流石ハードオフって感じ ボディの下にデカい打痕があるだけで3万円 しかもこのRAY34 ミュージックマンがアーニーボールに買い取られる前のスゲェしっかり作ってた時期の個体らしく変なプレミア付いてる個体なんですってね 俺こうゆうの本当引き当てるよなぁ… またハードオフも絶妙にそうゆうの気付かないでいてくれんだよねぇ ハードオフ様々です( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ )
ベース music Man 3万2000円青森さん
-
ken.smith burner4
こちらken.smithのburner4になります はい、御多分に洩れず またハードオフでゲットした品物です アレは長野県に旅してた時でしたね 何しに長野行ったのかはあんまり覚えてませんが関東近郊行き尽くして苦し紛れに行った様な気がします 僕は全国の名水を汲んで回る老後の趣味みたいな事やってるので(30なったばっかの癖に)確かその関係で行った様な まぁそこは良いんですが 当然旅の目的の半分はその県のハードオフ徘徊なので今回もハードオフに行ったんです 長野と言えば日本ハンドメイドギターの本拠地が沢山密集してる土地ですよね ディバイザーから始まり今ではスギやt.sギターとかも長野だった気がします 長野ってなんか良い木でも取れるんですかね? 不思議です その関係で島村楽器なんか行ってもmomoseやらバッカスの日本製、スギ、レッド何とかとか日本ハンドメイドギターがズラリです 流石本拠地… とは言え、別に日本ハンドメイドが欲しいと言う訳でも無いので試奏して楽しむ位で見ては居るんですけどね 中古で安かったら一本持っててもいいかな位の感覚 んでハードオフを回り始めたのですが 特別な物は見当たらず安い日本ギターも発見出来なかった まぁこんなもんか と店を出る前にフラッと他のコーナーでも見とくかなんて歩いていたのですが 何か後ろの棚の方にまだ楽器コーナーがあったのを発見 成る程 ジャンクコーナーか フロイドの見た事無い色のフェンダーが置いてあったりゴミになるどころか既にゴミと化してるレジェンドがあったりとかなりカリスマ揃いのジャンクコーナー すると おや? 一本だけちゃんと壁のスタンドに掛けられてるジャンク品があるじゃないか 何だこのベース?見た事無い形だな どこのメーカーだ? ken…Smith? <●><●>…Ken Smith??? バカな あの伝説のメーカー ハイエンド中のハイエンドと言われるベースメーカーのken Smithだと? あのメーカーは50万から100万の間の価格帯しか無い貴族みたいな機種しか無いはず 何故こんなゴミに埋もれた場所にあるのか しかも 49500円 ジャンクの理由はツマミのガタツキのみ 全然ジャンクじゃない いや待て ひょっとしたら俺が知らないだけでken smithにもエントリーモデル的なのが存在するのか? 取り敢えず調べよう ヘッドにはbarnarの文字 商品書にはbarnar4と書かれてる ググってみたが まさかの 情報皆無 まず中古サイトにも出ないし売られてた形跡もない たまにコアな人がburner4の記事書いてたりするけど詳しい事は殆ど載ってない うん コレは値段決めた店の人間に聞くのが手っ取り早そうだ 呼び出して聞いてみる 「コレは恐らくある短期間の間に日本で組み立てされてた廉価版の一種だと思われます」 「廉価版?あぁ一応コストパフォーマンスモデルなんですねコレ」 「はい、恐らく」 「恐らく ですか」 「はい、余りにも情報がなくて色んな情報を集めて多分コレじゃないか?って程度しか分からなかったので推測のみのお話になりますね」 「成る程…ちょっと弾かせて貰っていいですか」 んで試奏させて貰う 結果 どう考えても高いベースの音である このスラップした時のブリブリ感は勿論 高いベースじゃないとこの謎の深みのある鳴り方しないだろって言うボディ鳴り この謎のヌメっとした変な感じが俗に言うken Smith系の音って奴なのだろうか そして抜群の弾きやすさ 1番の特筆すべき点は この激薄激軽のボディで何でこんな重い音が出るんだろうか?と不思議で仕方ない矛盾 音は不要な物が一切ない アクティブ特有の無駄なローやバチバチうるせぇハイも無く本当に必要な物だけを強調するベースと言った感じ どう考えても安い物とは思えないのだが ただ、わからない ハードオフ広いので反響が結構体育館みたいにするからそれで特別な鳴りに聴こえてる可能性も無くはない ( ФωФ )…… コレは悩む こんなに悩む事久しぶりかも知れない 実は9万位のベースでしたって後でわかったら泣くに泣けない酷い惨劇になる ジャンクで5万で買ったなんて話笑えねぇよ 音は良い それは間違いない ただそれもこの環境で弾いたから必要以上にそう感じてるのも無くはない ヤベェ…どうすっかな うちにアクティブの4弦三本あるし、5弦のパッシブもある だから正直あっても使う機会があるかどうか スゲェバカ高いって補償でも有れば転売の為に即買いなのだがマジで情報がないからリスクがデカ過ぎる そこで店員にポッドの中身に細かい機種名とかシリアルとか産地とか書いてあるかも知れないから開けさせてくれって言ったんだけど 本来はダメらしい まぁそりゃ開けて配線とか切られて売り物にならなくなったら問題だからな ただ今回はモノがモノで客がいないから特別に許可貰ったので中を開けてみる うーん 結構雑 接着剤こんな塗り方してたら無くなっちゃうよ?って位ドバッと塗られてる うん 取り敢えず廉価版なのは間違いなさそうだ 問題はそれがどの位の価値の物なのか ken smithって時点でプレミア付きそうな気もするし、むしろ中古に存在しない時点で相当な希少価値あると思うんだけど うーん… 探すとこ探したら案外普通に出てきて 「あー、これ10万しないよ」とか専門家とかに言われた日にゃもう しかも最近アクティブベース買ったばっかりなんですよね… て訳で今回はやめました って事で車に乗ってそのまま新潟を目指して走ってたんですが同行者に運転して貰ってる間に結構気になって助手席で調べてたんですよ さっきのやつ ほんであらゆる記事や中古サイトとかを片っ端らから見て探していたのですが 何と一件だけ同じken.smithのモデルで結構ダサいポリ塗装の赤い機種が中古で売られてた形跡がありました その時のお値段 なんと ランクCで21万yen 「引き返すぞ」 と、即座にUターン もう新潟に入りかけてたにも関わらず長野ハードオフへ戻る事にしました 21万だと…? 一体新品はいくらなんだ?コレ 店に戻って問答無用で即座に購入 無事手に入れました ハードオフがボディに貼った ココ→ というガタ付きの箇所を示す謎のテープは貼られたまま 横山健のガムテープみたいにこのken Smithのシグネイチャーポイントみたいで面白いからそのままにしてます さて、そこからは東京に戻って楽器屋巡りで情報収集 ベース専門店を回って聞き込みをしたりして1日 色んな事がわかりました まずこのken Smithはburnerシリーズと言う機体はken Smithが昔、1年位の短い期間に日本で組み立てる日本製のken Smithを売り出してたらしく ken Smithのマニアでは幻の一本みたいですね マジで知る人ぞ知るって奴なんだとか ベース専門店のお兄さんがこの機種知っててその話したんですが 「僕多分それ20万でも買いますよ」 って言ってて戦慄が走りましたね ちなみにこれ新品だと40万位するみたいです <●><●>ハードオフ… そんなこんなで手に入れた幻の一本ですが ボディ材から何から全て詳細不明 わかってる事は見た目からは考えられない素晴らしい音がするって事と、トラスロッドがもう限界って事 使い道か わからんなぁ…笑 もうネックが曲がったら売る以外ないよね( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
ベース ken smith 49500円青森さん
-
Spector EURO4 limited
こちらSpector EURO4のlimitedカラーです アクティブ系の音が欲しくなった時用のベースで珍しいビリジアンフレイムの4弦ですね コイツに関しては、なんだろう 借りてると言うか最早貰ってる様な扱いのベースです 僕のバンドがベーシストも20年以上スタミュやってるプロベーシストで今はスペクターの5弦をメインで使ってるので貸したるわって話で借りた物でして 代わりに僕もレスポール一本貸しててお互い返せって言わないまま6年くらい経ちましたね笑 もうお互いの所有物状態です( ˊ̱˂˃ˋ̱ )笑 まぁ僕が買った訳ではないので特に思い入れがある様な物ではないのですが一応そのベーシストさんが世界ツアーを回った時に使われてた物なので音の品質は申し分なしです ただ頭おかしい程出力モンスターなので宅録だと物凄く厄介な事になります笑 一応僕がスラップとか曲に入れる時に使う事が多いんですがある日何やってもノイズが凄まじい事になりまして暫く使わずに眠らせてたんですよ 例のバッカスを手に入れちまったもんで…笑 と言うのもスペクターって内部とかパーツがイカレるとスペクター本社じゃ無いとリペアとか出来ないみたいな事言われたんすよね それでどの位の期間でいくらで直るかわかんねぇって言われたから面倒で封印してしまったのです それから3年程してベース探しが始まりました 懲りませんねホント それで色々楽器屋回ったり中古屋見て回りましたけど10万以上出してまで欲しい機体が見つかりませんでした(新品は基本買わないので) んで周り回った結果 スペクター直した方が早いんじゃね?と言う盲点に気付いて再度ESPに持ち込んだところ 多分プリアンプとかアッセンブリ系丸々変えちまえば直ると思うけど純正にはならないよ?いい? って話でしたがもはやその辺りになると借り物って意識がなくなったので「いっすよー」でリペアする事に クラフトマン曰く、出力が強過ぎるプリアンプ載ってるからバルトリーニの標準的な出力載せとくわーって事になり待つ事1週間 うん、見事に直りました ジャック挿す度にクリエイターが1番嫌いなノイズが大音量で発生する事態が解消されて素晴らしいベースの音に生まれ変わりましたね その後スラップ専門の機体にしようと思って業者にフィンガーランプを特注して装着してます うん そんくらいだな…笑
ベース Spector 40万程度青森さん
-
正体不明のBacchus
こちら、正体不明のBacchusの5弦になります(正体は後述されてます) こちらは今では完全に僕のローエンドを司る欠かせないメイン機種となってる一本です 実は僕、ギターに関しては並々ならぬ拘りは持っていたんですが ベースはハッキリ言ってローが鳴ってりゃなんでもいいわ笑 って位ベースを軽視してた歴史があります と言うのも僕はベースは昔からホントに安物しか使わなくて、言うなればデモのテスト用で使う位の重要度だったんですよね それには理由がありまして 作曲ソフトのプラグインにトリリアンと言うベースソフトが存在するのですが、そいつのせいでベースの音は全部打ち込みで納品してたんです( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) 高いベースで録った音より断然使えるんですよ 一応世界基準のベース音源ソフトなので そのせいでデモ制作は打ち込んだり消したりが面倒なので安いベースで取り敢えず弾いた物を形になって来たら打ち込み直すと言うルーティンで曲を作ってました いやぁだってね…笑 ギターとプラグインで手一杯なのにベースまで高いのとか流石に無理じゃないですか? 当時はまだまだ稼ぎも甘い時代だからお金もギリギリだったし( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) もう分かってたんですよ ベースだけは値段と音が比例する楽器って 言い換えるとベースだけは高いのじゃないと絶対誤魔化しが効かないんです 派手に歪ませたりなんだりできませんし だから余程良い物じゃないと買っても金の無駄ってのは分かってたから一切手を出さなかったんです でも、やはり経験値と求められるレベルが上がってくるとやはり壁にブチ当たります… そう、やはり生のグルーヴには勝てないのだと 生に近いグルーヴをトリリアンで出せないって事もないんですがやはり活きの良さは再現出来ません フレット指定も出来ないし ので、流石に観念してベースを探す事に 勿論新品なんて論外 中古で探します となると僕の絶大なハードオフバンクから東京で楽器に強いハードオフをグルグリ回ってある一つの機体に目を付けます それがBacchus 実はバッカスのベースって見た目が大好きなんです 黒のオイルフィニッシュでブラックインレイで5弦 昔からあのベースカッコいいなぁってライブの時とか出演者の人らでたまに使ってる人の見てたんですが 実は名前読めなかったんです笑 B…、ん?なんて書いてあんだ…?笑 みたいな だからアレがバッカスって読むの知ったのはこの1年前位の話 それ程ベースに興味がなかったって事です 話は戻りまして 友人の作曲家にバッカスの5弦使いがいて録り音聴いた事あったんですが凄く良かった記憶は前ありまして 品質自体は高そうだとは思ってたんです で、ここで問題がある訳です このハードオフにあるバッカスの黒い傷が凄い歴戦感のある5弦ベース なんと 4万円…( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ ) えぇ…??ウソォ? バッカスの5弦って安くても9万前後しません? あ、ちなみにバッカスの概要を軽くご説明しますと バッカスは日本のディバイザーがやってる国産メーカーです 正直バッカスってあの島村楽器とかにあるあの安物メーカーじゃなかったっけ?とか思ってましたが アレはバスカーズでしたね( ˊ̱˂˃ˋ̱ )笑 長野は日本ハンドメイドハイエンドギターのメーカーが集結する謎の土地なんですが、そこの走りですね ディバイザーは んでそのバッカス 実は今3種類位のグレードがあります 1つはJAPANハンドメイド 1つは中国製 1つはフィリピン製だったかな ヘッドの表記でわかります ユニバースシリーズって書いてあるのが最も安価でエントリーモデルの中国製 大体3.4万くらいのですね グローバルシリーズって書いてあるのが東南アジアとかフィリピンだかで作られてるちょっとマシなやつ 5万から7.8万位のやつ ちなみにこのシリーズはヘッドにハンドクラフトイクイメンツって紛らわしい書き方してますけど日本製ではないです ほんでハンドメイドギターって書いてあるのが飛鳥ファクトリーで正真正銘の日本の職人が全部手作りしてる本物のバッカスのベースと言う扱い 18万から24万位しますね コレは上記2つとは全く別次元の楽器です つまり わー、バッカスだー!安いー って思って何も知らないで買って外国の廉価版を買ってるなんて事もよくある話みたいです ほんでその中古で10万前後で売られてるのがハンドメイドシリーズなんですが コイツは4万… どう言う事? 更に謎を深めてくるのが ハードオフの機種名に wood line? と書かれている 何その疑問系 ちなみにwood lineってのはバッカスのハンドメイドシリーズの看板商品 逆にwood lineじゃなかったら何なの?って位バッカスの日本製ベースはwood lineしか機種はない筈 でもwood Lineって調べると普通ヘッドにwood Line ってロゴが入ってるからわかるんですけど こいつ 無表記なんですよ 何なんだ…?お前は 取り敢えず試奏してみる事に 音を鳴らしてみると もうわかる 高いベースの音と弾き心地 コレは凄いぞ… ベースに興味持つ前から一応色んな楽器屋で良いベースの音研究の一環で様々なハイエンドベース試奏して回ってたから分かるんですよ 良いベースってどんなんか マジで?ってちょっと信じがたい程良い鳴りする そして何よりも個人的に気に入ったのが 恐ろしい程の演奏製 話によれば日本ハンドメイドの楽器は日本人のグリップに合わせて作ってるから物凄く握りやすくなってるんだとか そうなんす 5弦は仕事上欲しいんだけど弾きずらいの何のってあったんですがコレはまるで4弦を弾いてる様な握りやすさで物凄く違和感がないんすよ 何よりもハイエンドなベースにある、頼もしい程のボディの強靭さとでもいいますか 衝撃や鳴りを完全にコントロールしてくれる頼もしい程しっかりしたボディとネック 鳴りが余す事なく鳴りきってるのが分かるんです コンクリートにスーパーボールを叩きつけたらそのままの力で跳ね返る様な感じ コレだ…俺が欲しいのは… て訳で正体は分からずとも買う事は決定 後は店員へのヒアリング 聞きたいのは「何故こんなに安いのか?」と言う部分 弾いたら大概凄い良い物ってわかる個体なんだけど新品のグローバルシリーズ並の値段まで落とすのは流石に解せない そこで理由を聞くと ・ピックガードが消失してる ・部品のネジとかが若干欠品してる ・正体が分からなくてwood lineの値段で売るのが少し怖い ・ボディの弾き傷が凄い ・もう4年位置いてるけど買われなさ過ぎてドンドン値段落として今に至る(元々は8万程度だったらしい) と言う理由らしい ( ФωФ )確かにピックガード無い…気付かなかった まぁ関係ない 買います 音が素晴らしい、それだけです て訳で正体不明のバッカスの5弦を購入 しかも4万で…笑 そんでESPに速攻でリペア出して足りない部品等を全て揃えて貰って完璧な状態に復元 クラフトマン曰く「結構ヤバい状態だった」との事 ほんでやはりバッカスと言えばあのクールなクリアピックガードが無いとキマらないのでディバイザーさんに連絡してピックガードだけ作って欲しいと伝えると 「機種はなんです?」と聞かれ 「それが…わからないんですよ…」と答える んでそうなると現品見ないと合うかどうかわからないけど恐らく話聞いてるとwood Lineので合う気はしますがどうします? って話なので取り敢えずGO 2週間いかない位掛かるみたいですからね その間に僕はこの正体不明のバッカスの正体を突き止める為に色んなネットの情報やらディバイザーの生産中止製品リストとかを調べ倒してたんですが 遂に判明しました こいつの正体 STANDARD35-5 BLK/OILと言う機種らしい 見事に生産終了品で現行にはいない機種なんですが 1番笑ったのは コイツ、最上位機種の1つらしいです wood lineが作られ始めた頃の一本らしいのですが wood lineが16万から19万の間に比べてこの機種はまさかの25万円 ( ФωФ )ウッソー… ハードオフやらかしてんじゃん… 正体不明だからwood Lineと同じ値段にするの怖いどころかwood lineより遥かに高い機種だったぞ スケールインチも34じゃなくて35インチだったしヘッドロゴがなかったし通常のstandardASHと違ってボディバインディングもないしネックプレートの特徴を見ても間違い無いでしょうねコレは そんな感じで 恐らく中古なら希少価値含めても20万はしそうな機種だったんですが4万円で手に入れてしまったラッキーな奴がコイツ コレだからハードオフ巡りはやめられない( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) ピックガードも届いて無事ドンピシャでハマりましたが最高にクールですね この歴戦戦い抜いた傷だらけの感じたオイルフィニッシュがハゲまくってる感じもたまりません 前のオーナーはデスコアかなんかやってる人だったのかな?って位ピック傷凄いんよね…笑 こいつはうちのスクールでも「売る機会があったら自分に売ってください」と1番人気の機種でもあります 残念 売りません
ベース Bacchus 4万2千円青森さん