Trier (ドイツ)

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トリアはドイツ最西部、ルクセンブルクとの国境近くに位置するモーゼル川の沿いの都市です。古くより、ドイツ中部とパリを結ぶ交通の要衝として栄え、ドイツ最古の都市と考えられています。

町の起源は紀元前4世紀のケルト人集落とされ、紀元1世紀にはローマ帝国の統治下に入りました。3世紀後半には司教座が置かれ、ローマ帝国治下のアルプス以北で最大の都市となりました。その後、フランク人の侵入、ノルマン人の侵入により街は荒廃しました。中世に入ると、ワイン醸造、窯業、塩の交易、貨幣鋳造等で経済的に復興し、14世紀には多くのユダヤ人も居住するようになりました。

掲載の地図はSebastian Munsterの死後に出版された「Cosmographia Universalis」の派生版としてFrançois de Belleforest によりフランス語に翻訳された「La Cosmographie universelle de tout le monde」所収のもので、1575年刊行です。

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