昨年は、レコードを集め始めた頃から探していたアイテムとの怒涛の出会いで息付く暇もなく過ぎ去った一年でした。 そんな反動なのか、今年に入ってからはちょっと一息つきたい気分というのもあり、何となく思いつくままな蒐集ライフ。 勿論そうは言っても聴いてみたいものしか買ってないので、間違いなくそれらも含めて私の大切なコレクションなのだけれど、 なんだか蒐集の方向性を見失いかけている様な気がするというか、 色々気になるものが沢山で目移りして買えなかったり…と、自分の中で最近ちょっとモヤモヤ。 でも探しているレコードというのは、そんな自分の気持ちに関係なく、まるで申し合わせたかの様にアレもコレも同時に出現するのがパターンでして、 先週末がまさにソレ。 ビートルズのUKオリジナルのステレオが色んな価格帯でワサワサと現れたかと思えば、 ジョージのレアなUSシングルがピクチャースリーブ付きで出てきたりetc... 勿論いっぺんに全部なんて到底無理な話で、 もう、あたしゃどーしたらいいんぢゃ! …と迷える子羊状態🐑。 そしてむむむ…迷ってて進めないのならばと、ここで一旦立ち止まる事にして 色んな方の、盤とのエピソードを読み、 自分のミューゼオのアイテム、そして過去の狩盤日記も読み返してみた。 そして思った。 「どれを買えばいいのか」で迷うというのは、言い換えればどれも決め手に欠けるという事なのではなかろうか? これまでも迷う事は日常茶飯事だったけれど、それは今買うか買わぬかでの迷いであって(しかも迷いながらも全部買ってるしw) 何ならどっち買うかで悩んだ時は、両方買ってた(笑) 高額だからどうしようとか、今買わないと更に高くなっちゃうかも💦…とかいう強迫観念で「選ばなきゃ」と思っていたのも今回自分の中にはあったのだけれど、 振り返ってみれば、本当に「欲しい」と思ったものは桁が違ってても最後は気合いでお買い上げしてたし。 で、結論として出たのは、これは心から「これが欲しい」と強く思う物と出会うまで待つという事。 なので、先週末オークションは国内・海外共に全部見送ることにしたのでした。 * …が、そう決めた途端、まるでその決断を待っていたかの様に目の前へ「心揺さぶられるモノ」出現! 他のオークションには今回手を出さないと決めた分、予算もバッチリ! そして何より、私の中に一切迷い無し! これはもう…行くしかないのDeath✊🔥 という訳で、無事落札。
それが昨日届きました🎵 早速開けていきます。
で、中から更に梱包されたモノ出現。 そして更に開けていくと、
その中にもまたダンボール。 で、厳重なマトリョーシカ式梱包術の中から出てきたのは
1967年のクリスマスレコード🎄✨
「レコード」という名称は付いてますが、録音媒体はソノシート。 このクリスマスレコードとは、1963年から1969年までにかけて毎年オフィシャル・ファンクラブの会員に配られた、ビートルズからのメッセージ入りのスペシャルなクリスマスプレゼントでして、 ファンクラブの為に特別に制作され、当時他では決して手に入らなかったもの。 これはその1967年版。 今みたいにSNSのない時代、ファンにとってビートルズは今よりもずっと雲の上の存在に近かったと思うので、 そんな彼らから郵便でメッセージが届いて、しかも届いたソノシートで楽しげに話したり歌ったりするメンバーの声を楽しむ事が出来るだなんて、 本当に素敵なクリスマスプレゼント🎁! クリスマスレコード自体はその後レコードとしても発売されていて、 この1967年で使われた楽曲については、
CDシングル「Free As A Bird」にも収録されているので比較的簡単に手に入れる事は出来るのだけれど(※) ポチっとすればすぐ聞けるデジタル音源とは違い、 このソノシートは、頼りないシートに針を乗せ、針が音声データを出力するまでのドキドキ感からして違うし、 そんなペラッペラで傷つきやすいソノシートがこうして50年以上も無傷で大切に受け継がれて来た事自体すごい事。 昔これを初めて手にしたファンの方と想いを共有出来るような気がして、私このクリスマスレコードが大好きなんです。 ただ、ここの所ちょっと蒐集から遠ざかっておったのも事実でして。 というのも、以前このシリーズの一番最初にして最大の難関 1963年のものをオークションにて手に入れた際 相当な達成感がありまして、
Beatles' Christmas Record 1963
https://muuseo.com/r0046/items/288
利右衛門
その後しばらく「お腹いっぱい」になってしまい、熱心に探してはいなかったんです。 で、その2年後の先日、たまたま目の前に現れた未入手な1967年のものを前に、再び心に火がつきまして。 この出会いがもし昨年だったら、まだ「お腹いっぱい」できっと買えなかったと思うんです。 「今が買い時」というのは、お値段的な要素も勿論あるとは思うんですが、 自分の中での欲しいと思うタイミングとアイテムがやって来るタイミングが合致してこそな「買い時」なのだな…という事を、今回このクリスマスレコードを通して改めて感じました。 きっとね、今回買うのをやめたレコードも、然るべきタイミングでまた出会えると思うんです。 そんな都合よくなんて…と思われても結構!ここは自分の運の良さを信じてみようかなと思います🎵
そして最後に。まぁ何はともあれ兄弟が増えたので集合写真をぱちり!📸
残りあと2枚、それらも良き出会いがありますように✨ という訳で、おしまい。
※訂正)上で紹介したCDに収録されているのは編集版で、1967年クリスマスレコードの内容とは異なります。ただ、これまでクリスマスレコードでしか聞くことの出来なかった「Christmas Time」という曲の完全版が収録されている事と、クリスマスレコードの雰囲気もこのCDでもちょっぴり感じられる作りになっているので、ファンにとってはやっぱり嬉しい🎵
シングルCDに収録されたver.↓↓↓
https://youtu.be/KB7LX8mRRHM?si=CS5vQh-PYVEHjeek
The Beatles - Christmas Time (Is Here Again) (Free as a Bird Single Version) - YouTube
By The Beatles
https://www.youtube.com/watch?si=CS5vQh-PYVEHjeek&v=KB7LX8mRRHM&feature=youtu.be
Christmas Time (Is Here Again) UK
https://muuseo.com/r0046/items/473
利右衛門
nocturnalclan
2024/06/05 - 編集済みいかにもコレクターらしい感慨ですね
ある程度狩ると
何と無く燃え尽きる瞬間が有りますよね
探して獲物が立て続けに入手出来た時とか
でも、これが一期一会と思い込んで
突っ走るのも自分だったり
コレクターは因果な人種ですね
┐(´ー`)┌
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利右衛門
2024/06/05ノクさん、コメントありがとうございます。
オークションのスリリングな展開を切り抜けたり、長い間探していたモノとの出会いに狂喜乱舞したり…
楽しいんですけど、すんごいエネルギーが必要な作業でもありまして、今年前半戦はちょっとお疲れ気味でした😅
今年はのんびりな蒐集活動を目指してます🎵
なーんて言いつつ、
先月は10枚も買ってしまい、そして今月はまだ5日しか経ってないのに既にレコードの予算は尽き果ててしまうという事態😅
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MATHEW STREET 1962
2024/06/05 - 編集済みニュースレター付きの完品ですね。
すごーい‼
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利右衛門
2024/06/05いえいえ、Mathewさんには敵いません!
でもニュースレターはやっぱり欠かせないですよね🎵
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グリーン参る
2024/06/06 - 編集済み利右衛門さん、
長~いこと欲しい物が見つからない日が続いたのち、同時多発テロのように「ハートにずんずんくるお宝」に遭遇する時期というものがあります。別れた恋人に街で偶然出会ったような胸苦しさ(狭心症?)。
確かに私も「本当に欲しいと思ったものは何としても手に入れてしまう」ものですが、財布の中には「ハクション大魔王のがま口」のように何もないときに、そんな心惹かれるモノに会いたくないですね。
でも、本当に入手して「嬉しい!」と思える為には「空腹の時期」が必要なように感じています。
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利右衛門
2024/06/07「ハートにずんずんくるお宝」
「別れた恋人に街で偶然出会ったような胸苦しさ」
くぅぅぅぅ!分かり過ぎるというか、思い当たり有り過ぎます〜😂😂😂
私も狭心症かもしれません🤣
そして仰る通り、「空腹の時期」というのも とても大切。
この空腹感を味わったからこそ、GET出来た時の喜びや有り難さも ひとしおなのだと思いますし、
逃した思い出も全て含めて、入手した際良き思い出の一部になるというか、より一層思い入れの深いアイテムになるのだなと思います✨
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