棚の中が Must Pass な案件

我が家のBoxなレコードをしまっている棚の中が、

やたらMust Passな案件。

朝起きて棚の中覗いたら、

いつの間にか増えてたんですぅ〜💦

…ってそんな訳はなくて、

自分の意思で増やしました(笑)

これまで我が家にあった"All Things Must Pass"は、

UKオリジナル、2017リイシュー、2021 50thの3セット。

3枚組2セットと8枚組BOX1セットありゃもう充分でしょ！

何と言っても、最後に仕入れたUKオリジナルはとても音が良くてお気に入りだし🎵

…の筈だったのだけれど、

ある時フォロワーさんが日記のコメントで

「ジョージのオールシングスに関してはUS盤が好きですね」

と仰ってらしてたのを聞いて以来、一体US盤はどんな音なの!?と、実はとても気になってしまい(^^;

でもこのアルバムはそもそもレコード3枚組な上に人気なので、

USオリジナルも普通にそれなりのいいお値段、簡単にホイホイ買えないので諦めモードだった所へ

突如出会った"US再発盤"。

USを体感するだけならば、これも有りなのではっ!?

…てなワケで、我が家に「US再発」と、

それとの比較用に同時期の「UKな再発」もお迎えしてしまった為、棚の中が冒頭の写真の様に

「Must Passわんさか状態」

になってしまったという訳なのである。

さて、品物も揃ったので、US盤の音を比較しながら楽しませて頂きましょう✊🔥

***

【聴き比べ初日】

まずは兎に角 再発なUS盤を聴いてみたくて、回してみる…が、

ギターの音、強め？

ボーカルもよりハッキリ…してる？

どーにもこーにも比較するものをまだ聞いてないので、ハッキリ断言出来ない(^^;

これは他のも聴いてみなくちゃ！と、ここでやらかしてしまうのだけれど、

この時引っ張り出したのは、UKオリジナル盤。この選択が間違いだった。

UKオリジナル、音が良過ぎて比較にならない〜😅

音の濃度、響き、鮮度etc...どれを取っても音の格からして違うというか、

US盤が同じ土俵の上に立てない💦

それだけならまだしも、その後

他の何を聴いても耳がUKオリジナルを欲してしまい、

その盤の良さが分からなくなっちゃって(^^;

という訳で、この日は諦めて、

UKオリジナル盤をじっくり堪能したのでした。

***

【翌日】

昨日の反省を踏まえ、聴く順番からよく考え、ひとまず

①UK再発→②US再発→③UKオリジナル

の順で聞いてみることに。

また色々聞き過ぎると混乱してしまうので聴く曲目も絞り、

一先ず、一番分かりやすそな「My Sweet Lord」のみで比べてみる事にしてみる。

ちなみにMy Sweet Lordは、こんな感じ

↓↓↓

https://youtu.be/SP9wms6oEMo

ではまず最初は、

■①UK再発(1981年モノと思われる)

本丸なUSを聴く前に、まずは体に馴染んだUK盤の音を体内に取り込むための、1番バッター。

USの再発と発売時期も近いので、比較しやすいかなというのもある。

多分"All Things Must Pass" UK盤の特徴なのかもしれないけれど

特に何が際立つとかではなく、ボーカルもギターも一体となって曲を織り成す感じ。

これはこれで私は好きなのよね〜💕

という訳で、これを踏まえた上で、いよいよ本丸へ出陣！

■②US再発(1978年のモノじゃないのかなぁと思われる)

出だしのアコースティックギターのストロークからして力強いような気がする。

元気出てくるワクワクする様な感じ。ジョージの代名詞スライドギターの音もくっきりで強め。

続いてやってくるボーカルも、結構前面に出てきていて、とてもハッキリしている。

全体的に、UKよりパンチの効いてる音な気がする。

このアルバムのUSを好む方は、きっとこういう所が好きなんだろうな〜。

これはこれで全然アリで、かなり楽しいし、前に聴いた①とどちらがいいかと問われたら、悩んだ末にこっちを選ぶかなあ…🤔💭うーん、でも悩むなぁ(笑)

■③UKオリジナル(1970年発売)

一応Allマト１なオリジナルというのもあるけれど、

音圧からして違って、夜だったので慌てて音量少し落とすという(^^;

音の響きも本当に新鮮且つ繊細✨

シンバルの残響音で空気が微妙にまだ振動している様子すら、感じることが出来るなんて、

聴いてるだけで幸せじゃ〜😭💕

という訳で、

この前の②で「比べたらUS選んじゃうかも〜」というのは前言撤回(笑)

私は今のとこ、この音が一番好きです💓

と、一通り聴いてたら楽しくなっちゃって、

続いてどんどん棚から出しちゃう事に(笑)

■④2017再発

これが我が家の中では一番前からあるマストパスなレコード。

音の濃度としては、勿論1980年代なUK再発と比較しちゃうと薄くなってしまうのだけれど、音の響きが深くてバランスも良いので、これはこれで私は好き。

少なくとも、1980年代かな？一番最初に発売されたこのアルバムのCDの音に比べたら、100倍はいい音だと思う🎵

箱もポスターもインナーもオリジナルを忠実に再現してある所も、好感が持てるポイント💓

■⑤2021 50th Anniversary Box

昨年発売されたばかりの、最新な"All Things Must Pass"。

8LPというボリュームなのでお値段もこの中では一番。

ギターの印象は、よく見かけたレビューにあった通り、USのパンチのある色に近い音で、勿論デジタルリマスターなので、音も大変クリア。ここまでは悪くは無い。

ただ艶やかなギターの音色と反して、ジョージの声がガサガサしているというか、クリアでもないし、靄がかかったと言うか、何なら何が薄くて透明なもので包んじゃった様な臨場感の無い歌声が本当に残念💦

もしかしたらデジタルコンテンツで聴いたら印象は違うのかもしれないのだけれど、レコードで聴く限り、音に関してはちょっと残念。

私にとって50thは、「８LP」という所有感を満たすもの…というカテゴライズなのかもしれない。アウトテイクやブックレットも楽しめるしね！

前向きに捉えます🎵

***

で、結局聴き比べてみると、

UKオリジナル盤の良さ際立つ結果となったのだけれど、再発なUSのインパクトもなかなかだったので、

次はUSオリジナル盤も聞いてみたくなりました………泥沼です(笑)

母には天国で「また同じ物ばかり買って！💢」と怒られそうだけれど、

今回ちゃんと聴き比べたので

「いいえお母様、全て違うんですよ」と、

きちんと教えてあげたいと思います。(笑)

おしまい。

#オールシングスマストパス

#AllThingsMustPass

#ジョージハリスン

#GeorgeHarrison

#アナログレコード

All Things Must Pass (UK 1981再発）

https://muuseo.com/r0046/items/394

利右衛門

All Things Must Pass (US 1978年再発)

https://muuseo.com/r0046/items/395

利右衛門

All Things Must Pass (UK)

https://muuseo.com/r0046/items/327

利右衛門

All Things Must Pass (2017 リイシュー)

https://muuseo.com/r0046/items/2

利右衛門

All Things Must Pass - 50th Super Deluxe LP Edition (8LP)

https://muuseo.com/r0046/items/112

利右衛門