USオリジなマストパス

初版 2023/09/01 22:12

改訂 2024/11/20 00:24

ジョージのソロアルバムの代表格「All Things Must Pass」。(写真はUK盤)
大好きなこのアルバム、我が家には既に
■UKオリジナル
■UK再発(1980年代)
■US再発(1980年代紫レーベル)
■2017年リイシュー
■2021 50周年Anniversary 8LP
の5種類あり、勿論その聴き比べもお楽しみのひとつでして、
この中だと、わたし的にはUKオリジナルの圧勝🔥

https://muuseo.com/r0046/diaries/111

↑↑↑
(聴き比べ日記)

ただ、私が持っていないUSオリジナルも巷では根強い人気で、ミューゼオのフォロワーさんにも「US推し」のコメントを頂いた事もあり、以前から聴いてみたくて探しておりました。

そしてこの夏休み、遠征した宇都宮のレコード屋 BEATBOOMさんにて、
"箱ボロボロでポスターも欠品だけど、盤ピンピン"という、
お手頃価格なUSオリジナルと出会いまして、念願のレコードが我が家にやって参りました🎵

という訳で、このUSオリジナル盤を
前回 圧倒的勝利を収めたUKオリジナルと早速聴き比べてみることに。

***

■USオリジナル盤
(スクラントン・プレス)
盤に針を落として直ぐ、まだ無音なランインをトレースしているだけなのに感じるくらい高い圧。
そして音聴いて、その太さ、力強さにまず驚く。
聞く前の予想としては、今まで聴いてたUS再発や、USオリジナルシングルがそうだった様に、一つ一つの音というより、たくさんの楽器の音が合わさり 塊となってスピーカーから飛び出てくるイメージだったんですが、これはオリジナル盤ゆえ音の鮮度が良いのも相まり、楽器の音一つ一つが粒立っていて、でもオーケストラは渾然一体となって攻め入って来るので、これぞウォールオブサウンドな迫力もしっかりあるんですよね。
音自体も力強い上に非常に垢抜けていてクリア✨再発の音とは作りからして違う感じで


嗚呼これは……相当楽しいヤツなのです!🤩

特に「Isn't It A Pity」は、迫り来る音の波と共に、その世界観へ ぐおぉぉっと飲み込まれる感じがもう堪らんですし、
ロックな「Art Of Dying」のイントロは果てしなくカッコイイ〜🔥

やばい、この音塊はクセになるやつ✊💥
なるほど〜、マストパスのUSを勧める方の気持ち、分かる気がします。
ただ、


「ならばこのアルバムはUKよりUSなのか!?」


と言われたら、私はそうとは思いませんで、
UKにはUSとは違う、繊細な音や響きを味わえる楽しみがあると思うのです。

一番初めの「I'd Have You anytime」で所々に入る"ポーン🎵"という鉄琴のような金属音、この曲 私それがまた好きなんですけど、その音色や響きは断然UKの方が美しく、逆にUSだと強いボーカルやギターにその音は埋もれて全然目立たない。

そして顕著に違いが分かり易い「My Sweet Lord」、
USはイントロのギターストロークからしてラウドな音炸裂で、本当に胸のすく様な気持ち良さがありますが、

一方、UKのイントロはというと、
音圧のMAXを10とするならば、出だしは5くらいの静かな幕開け。
ここだけ比べてしまえばUSに迷わず軍配なんですが、
曲始まって1分40秒手前からの、ドラムやタンバリンが加わって盛り上がっていく辺り、
静から動にシフトチェンジして行く過程で音の力強さも増していく訳ですが、今まで静かだった分、その音の増していく力がより感じられるというか、より高揚感を感じられるというか、
そういった細かい配慮や、UK盤が元々得意とする 洗練された音や響きの美しさが、音圧ではUSには劣るのにUKも楽しく感じる要因のひとつの様な気が私はします。

*
ドカーンと全身に音塊浴びられるUSの音は、まさにウォールオブサウンドの醍醐味!
快感であり、すんごい楽しいくて大好きなんですが、

UKの繊細で緻密な音作りも、聴き込んで行けば行く程味わい深くて、これはこれで大好き。

なのでズルいと言われようが
「どちらが」というより、「どっちも好き」🥰

その日の気分でどっち聴くか決めたい、そんなUK&USのオリジナル聴き比べとなりました🎵

以上、
独断と偏見と主観に満ちた、誰のためにもならない利右衛門さんの感想…なのでした🎵



おーしーまい。

All Things Must Pass (US org)

https://muuseo.com/r0046/items/409

利右衛門

利右衛門(リエモン)です。
ビートルズとジョージ・ハリスンが大好きで、UK盤を中心にアナログレコードを集めてます。

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    ryu_5u4g.2a3.6z-dh3a

    2023/09/01 - 編集済み

    ZEPPのUS,UKも同様の音の傾向がします。

    「ALL THINGS MUST PASS」の東芝盤も仲間に入れてあげて下さい。
    昭和46年の春先に日本列島に響き渡った情緒的な音がするのです。
    (知らんがな産まれてないし)って言わないで下さい。W

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      利右衛門

      2023/09/01

      えええ〜、だって生まれてないし😁

      というのは冗談として(笑)、東芝のその情緒的な音の盤というのは、赤盤ですか?
      赤盤の赤は魅力的ですよね✨
      もう少し安きゃ言うことないのに!w

      そしてなるほど!だからZEPのUSも人気なんですね!
      ちょっと納得デス👍

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    • 東芝は赤盤です。ALL THINGSの当時モンの黒盤は見た事ないかも…。錯覚かもですが。

      ZEPPはマスターテープがUSなのでオリジナルはUSと言っていいと思いますが、音の塊がドーンと来ます。
      UKは個々の楽器が明瞭でクラスター爆弾炸裂です。

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      利右衛門

      2023/09/02

      黒盤は後発の可能性ありですね
      ……φ(._. )メモメモ

      なるほど!爆弾の例え、非常に分かり易いデス💣これはZEPP集めてたら…両方聴きたくなっちゃう案件ですね(笑)
      そしてZEPPはマスターUSなんですか。知らなかったー。

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    Furuetti

    2023/09/03 - 編集済み

    僕の持っているUS Speciality Records盤と同じ音がするのかな?と思ったのは置いておいて、UKオリジナルを探したくなる欲望が〜😱
    アカン、自粛自粛

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      利右衛門

      2023/09/03

      Furuettiさん、コメントありがとう!
      うーむ、うちにある1978年再発なUS君でも音のクオリティからしてオリジナルには全然及びません。単体で聴く分には充分なんですけど😅

      で、Furuettiさんがお持ちのスペシャリティなUS盤は更にそこから10年後、1988-1990にかけて製造販売されたもの…という所から推測するに、
      きっとUSオリジナル聴いたら、
      ぶっ飛ぶと思います(笑)

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      Furuetti

      2023/09/03

      ぶっ飛びたーい😆

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      利右衛門

      2023/09/03

      迷うな、突き進むのじゃ!(笑)

      でもUKは値段が値段だから、迷うよねぇ〜😂

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