モノには付き物マイナーチェンジ

初版 2021/05/19 23:53

改訂 2023/04/06 19:17

先日、壊れたアイデンのスピーカーユニットAF-80Xを手に入れました。

シリアルナンバーから推測するとかなり後期に作られたもののようで、手元にあった物と比べてみると細かい違いがありました。

左が今回入手したジャンク品。

右が以前手に入れた修理品。

センターキャップの黒いカバーの有無はすぐに気が付くところ。

次に目が行くのはスピーカーのエッジを抑えているゴムガスケットです。

高さと幅が違い、新しい方は外周のアルミの地肌が隠れています。

ネット上の写真でもこのタイプのものは見たことがなかったので驚きました。

形状から、恐らく廉価版AF-80Pに使用されたものと思われます。

そして、なんと高さも違います。

壺型ヨークの高さを測ったところ、55mm/60mmと5mmの差がありました。

(右のプレート部分が黒いのは錆びが酷かったために防錆処置をした所為です)

接続端子がプッシュ式ではなくネジ式になっていますが、プッシュ式は接触不良が多かったためでしょう。

さらにフレームのアングルが異なることもわかります。

古い方が角度が緩く、これは大発見(?)です。

端子から延びる錦糸線に今回のものはちゃんとメッキ処理がされています。

そのため、以前から所持している方は銅に腐食が見られます。

(つまりそのうちダメになる。参ったなぁ)

初期と後期で接続端子が異なることは知っていましたが、まさかフレームにまで違いがあるとは知らなかったため、大収穫です。

10年近く生産されていた製品ですので、やはりこうしたマイナーチェンジが繰り返されていたのでしょう。

故障品にしてはかなり高い値段だったのですが、十分満足ですね。

・・・治ればさらに嬉しいのですが。

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俳優・声優の故 大塚周夫さんの大ファンです。大塚周夫さんの出演作品のほか、所有しているオーディオ機器とCDのコレクションの整理を予定しています。

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