市松さん

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某メ◯カリで一目惚れした、お嬢さん。
お値段も良心的だったので速攻お迎え。
多分年代的には、大正時代の子だと思います。黒目勝ちのキラキラ光る瞳が魅力的です。お顔だちも、シンプルですが、紅い唇のせいでしょうか、艶やかで有りながら、
子供らしさもあります。市松さんの口元ってほんの少し、v字型に微笑んでいるものですが、この子はキリリと真一文字に結んでいます。それでも、どこか微笑んで見えるのは、優しい目元のせいでしょうか?
お顔の愛らしさは、他の市松さん達に負けていないと思います。ですが、その分手足の作りは、若干甘いかなと。着物も体に止めてあったと言うこと。膝から上は、布を貼り付けた紙で出来ていたので、座るための綿貫が出来ず、新たに布を貼り直す事に。恐らく、この子は子供の抱き人形というよりも、お飾り目的の市松さんだったのでしょうね。かなり、大きな子で60㎝ありました。お顔を精一杯可愛いらしくして、見えないところは、コストダウンしていたのかもしれません。銘は、ありませんが、作者さんは、きっと腕のある方だったのでしょうね。という事で、市松さんの自慢話になってしまいました。市松沼に嵌まってしまいました!名前は、朗子(ときこ)。
きっと朗らかに時を過ごしたのかなと。

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