2022/6/7 貝石

初版 2022/06/08 05:14

改訂 2022/09/07 12:42

公開日:2022/06/08

Natural monument 大黒岩化石層群

◼️那須塩原市天然記念物(昭和48年5月3日指定)栃木県那須塩原市共墾社108-2西山国有林

中新世中期~後期(約1400~900万年前)に堆積した鹿股沢層には多くの海生生物化石が含まれ、古くから研究されてきました。沿岸域の冷温系動物群は塩原動物群と呼ばれ、大黒岩化石層群は塩原動物群の模式地となっています。層厚約10mの化石床は「海底の谷に流れ込んでできたチャネル堆積物」とされ、どこを叩いても化石が現れる貝の佃煮です。

塩原では貝化石は身近な存在、妙雲寺さんには奉納された「貝石」がありました。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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