2022/5/21 Natural monument 加保坂の硬玉(ヒスイ)原石露頭

初版 2022/05/25 05:04

改訂 2022/09/07 12:44

公開日:2022/05/25

◼️兵庫県指定天然記念物(昭和58年3月29日指定) 兵庫県養父市大屋町加保

ここにもありました!

石は逃げないし、猛獣でもないのにオリの中です。

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prin

球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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    SilicifiedZone

    2022/06/01 - 編集済み

    この石が檻に入る事になったのは、危険だからではなくて、もちろん人間から守るためです。発見当初は、国の天然記念物に指定しようとして、金網を被せて保護されたそうです。しかし、その露頭の真正面(正面上右の白い部分です)を、大ハンマーで砕いた人が居たのです。それで、檻に入れましたが、国指定を諦めて、兵庫県指定になったそうなんです。この檻は、通称「ライオンの檻」と呼ばれてます。檻に入れても、長い鉄棒か、なんかで、未だに突く人が居るらしいです。

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      prin

      2022/06/02

      SilicifiedZoneさんコメントありがとうございます。
      各地の"希少"なジオサイトで盗掘から守る対策を見ます。"希少"を欲する欲は私もあります。対策がなければ、絶産・歴史的産地は増える一方でしょう、他人の所有していない"希少"所有の優越感は快楽です。
      フィールドで「欲しい」を見つければ持ち帰ります。「欲しい」の購入は出自をロンダリングしているだけの意味も理解しています。「欲しい」は個人的なスケールなのでいくら"希少"でも、すでに持っていれば欲求は満たされています。興味のない"希少"は「欲しい」感情が湧きません。
      SilicifiedZoneさんの語る、益冨壽之助先生の提唱した"鉱物才集"が実践できれば良いのですが…修行が足りません。

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