2022/1/12 Natural monument 爪木崎の柱状節理

初版 2022/01/15 16:00

改訂 2022/09/07 12:44

公開日:2022/01/15

◼️静岡県指定天然記念物(昭和57年11月26日指定) 静岡県下田市須崎1237-1

地元の人たちは"俵磯"と呼びます。マグマが地層の面に沿って横方向に入り込んだ岩床(シル)と説明されています。本州に衝突した伊豆半島の隆起と、その後の浸食で地表に姿を現しました。亀の甲羅状に敷き詰められた景観は圧巻です。

この時期、水仙とアロエのお花畑も楽しめます。

ジオ菓子: 「爪木崎俵磯柱状節理『クッキー』には下田産のひじきを使用し、収縮した角形の様子を表現しています。」

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prin

球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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    paperminehunter

    2022/01/15 - 編集済み

    似たようなものが 郡上 和良村 鹿倉にあります

    一部が 採石場になっているので 保存されていません

    せっかくの 自然なんですが 地元は 保存に関心ないみたいです

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      prin

      2022/01/15

      paperminehunterさんコメントありがとうございます。
      爪木崎も江戸時代の採石場だったという記述があるようです。有名な豊岡の玄武洞も石切場跡地です。柱状節理で分離したブロックは家屋の土台石や石垣の積み石にちょうど良い大きさだったのでしょうね。
      「柱状節理」珍しくもないのですが、スケールがでかく見映えが良いため、北海道から九州まで天然記念物や名勝に指定され、集客に一役かっています。

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