2022/1/12 Natural monument 下白岩のレピドサイクリナ化石産地

初版 2022/01/16 15:49

改訂 2022/09/07 12:44

公開日:2022/01/16

◼️静岡県指定天然記念物(平成5年3月26日指定) 静岡県伊豆市下白岩峯ノ上477-1

約1100万年前に堆積したとされる下白岩の石灰質砂岩にはレピドシクリナという大型有孔虫化石を含んでいます。レピドシクリナは熱帯や亜熱帯の暖かい海に棲む生物です。伊豆半島以外の日本では約1600万年前からの気候変動により姿を消します。約1100万年前に南の暖かい海に位置していた伊豆半島がプレートに乗っかって北上し、日本に衝突した証拠です。

ジオ菓子: 「下白岩有孔虫化石『ヌガー』は、静岡県立伊豆総合高等学校自然科学部とのコラボレーションによって開発しました。見た目と触感が異なり、食べるとまた驚きが生まれます。」

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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