2021/3/10 Natural monument 笹ヶ瀬隕石

初版 2021/03/10 20:33

改訂 2022/09/07 12:44

公開日:2021/03/10

◼️静岡県指定天然記念物(昭和30年4月19日指定)静岡県浜松市中区北島町256-3 浜松科学館保管

1704年(元禄17年)2月15日、浜松市東区篠ヶ瀬町の増福寺近くに火の玉が落ちました。村人は焼け焦げた穴から見つけた石を「玉薬師如来様」と名付け増福寺の宝物となりました。珍らしさが知れ渡り、村の内外から多くの人がお参りに来たそうです。

直径8.6cm・重量695g・H型の普通コンドライト(石質隕石)の落下年代は、地元天文学愛好家"浜松スペースハンタークラブ" の40数年をかけた江戸時代の文献調査により特定、2014年の国際隕石学会で確定しました。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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