2021/3/3 Natural monument 徳永のアンモナイト

初版 2021/03/04 16:40

改訂 2022/09/07 12:44

公開日:2021/03/04

◼️郡上市指定天然記念物(平成30年1月5日指定)岐阜県郡上市大和町徳永

岐阜県産中生代のアンモナイト化石は高山市荘川町の手取層群が有名です。美濃帯での産出は極めて稀で、本巣市根尾門脇尾砂谷のジュラ紀前期(Pliensbachian後期)を示すCanavaria類の報告の他、根尾下大須近くの根尾東谷川河床礫(転石)からは白亜紀後期(Santonian〜前期Campanian)を示す Polyptychoceras類の異常巻きアンモナイトの報告があります。

1983年に郡上市大和町徳永の長良川河床に露出する砂岩からBathonian後期〜Callovian初期のKepplerites (Seymourites) sp.が発見されました。徳永のアンモナイト化石は直接美濃帯の地層から採取された貴重な資料として2018年に郡上市の天然記念物に指定されています。標本は"古今伝授の里フィールドミュージアム"に収蔵展示されています。残念、標本を撮影した写真のブログ使用はNGでした。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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    2021/03/03

    岐阜県のサイトから拝借しました。

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