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Rik Smits:リック・スミッツ
ニックネームは「ダンキン・ダッチマン」
ニューヨーク州ポキプシーにあるマリスト大学から1988年のNBAドラフトにおいて全体2位でインディアナ・ペイサーズより指名を受けプロ入りした。ルーキーイヤーはスティーブ・スティパノヴィッチの控えとしてベンチ入りしていたが、スティパノビッチ突然の故障により引退を余儀なくされたため、急遽71試合に先発出場し11.7得点6.1リバウンドを挙げ、オールルーキー1stチームに選出された。その後、引退まで毎シーズン2桁得点を記録している。リバウンドやブロックショットはセンターとして特筆すべきものではないが、持ち前の柔らかなシュートでチームの人気者の一人となった。
1990年代に入り、ペイサーズにはレジー・ミラーを中心に優秀な選手が集まり、スミッツは不動のセンターとしてチームに貢献。1995年のオーランド・マジックとのプレーオフ第4戦では、残り時間1.3秒でインバウンズパスを受けるとトゥリー・ロリンズをフェイクでかわしてブザービーターを決めた。1998年のプレーオフでは気合の表れとして、彼を含めチーム全員がスキンヘッドしたが、一際肌の色が白いスミッツだけはあまり似合っていないと言われていた。
1998年にはNBAオールスターゲームに選出され10得点,7リバウンド,4アシストを記録した。また2000年にはチーム史上初のNBAファイナルに進出した。スミッツは足に長年に渡って慢性的な故障を抱えており、優勝を逃したこの年に現役を引退した。その後ファン投票による、ペイサーズ40周年記念チームに選出され、レジー・ミラー、メル・ダニエルズ、ジャーメイン・オニールに次いで4番目に票を獲得した。
有能なビッグセンターが多かった1990年代のNBAの中においても224cmのスミッツは一際高く、相手センターは彼の高さ対策に少なからず手を焼いた。特にそのサイズに見合わないほどの、柔らかなタッチのフックショットや中間距離からのシュートに長けていた。フリースローも80%近い数字を残している。一方、センターとしては体の線が細く、身長の割にはリバウンド争いはあまり得意とはしていなかった。 その長身によりジャンプをせずともダンクが可能である。また、フリースローを投じる前に必ず3回ボールを床に突くルーティーンが印象的であった。
参照 Wikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ リック・スミッツ