2023-03-17

0

●LEAF 0854 植物図鑑[AI版]に収録された蕗の薹
呪文:butterbur sprout
(Stable Diffusion 2)
http://cambrian.jp/findflow/?p=newyear2023-817-854

雪解けの季節になると土の中から顔を出す「蕗の薹」は春を告げる食材です。家の庭にも出てきますが川の近くまで行けばたくさん見つかります。蕗の薹は天ぷらにすると美味い。フキ味噌にしても美味しいです。

フキノトウをとって食べる
https://totte-taberu.com/kiroku/yasou/fukinotou

フキというのはちょと変わった植物で、蕗の薹は「フキ」の花らしいです。
フキ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%AD

野生の「フキノトウ」はかなり苦い。これを美味しいと言って食べる人類というのは好奇心の塊みたいな生き物なんだと思います。この苦みには新陳代謝を活発にする働きがあり、香りには食欲を増進させて消化を助けてくれるという薬効もあるようです。
フキノトウ
https://kotobank.jp/word/%E3%83%95%E3%82%AD%E3%83%8E%E3%83%88%E3%82%A6-795001

江戸幕府八代将軍「徳川吉宗」は、財政を立て直しの一環として、それまで輸入に頼っていた高価な薬草「朝鮮人蔘」の国産化に挑戦、10年以上かけて困難なプロジェクトを成功させました。

徳川吉宗が挑んだ日本再生
https://www.nhk.jp/p/heroes/ts/2QVXZQV7NM/episode/te/NZ827LK2RZ/
朝鮮人蔘
https://w.wiki/4JXt

また、本草学者「丹羽正伯」など、自ら選び抜いたメンバーを人里離れた山や谷へと送り、薬草を求めて日本中を徹底調査、170種以上の薬草を見つけ出し駒場薬園や小石川薬園に移植して幕府による大規模栽培を行いました。

本草学
https://www.ndl.go.jp/jikihitsu/part1/s3_1.html
丹羽正伯
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B9%E7%BE%BD%E6%AD%A3%E4%BC%AF
小石川御薬園
https://www.bg.s.u-tokyo.ac.jp/koishikawa/overview/oyakuen.html

丹羽正伯の著書に、本邦初の動植物図鑑「庶物類纂」がある。参考にしたのはドドネウスが著したオランダの植物図鑑「草木誌」だった。

庶物類纂
http://www.photo-make.jp/hm_2/bird_niwa.html
ドドネウス 草木誌
https://www.facebook.com/WorldAntiquarianBookPlaza/posts/4987047868083277/

日本で植物図鑑と言えば、何と言っても昭和15年に出版された「牧野日本植物図鑑」でしょう。3200を超える植物の絵と解説が掲載され、調べたい植物がしっかりと見分けられるように牧野自身が丁寧に植物画を描きました。

牧野日本植物図鑑
https://www2.nhk.or.jp/learning/video/?das_id=D0024010236_00000

牧野日本植物図鑑のPDF版がイーテキスト研究所のWEBサイトからダウンロードできます。

牧野日本植物図鑑[PDF版]
https://www.etext.jp/makino/makino.html

Default