Muuseo times / 3月21日は日本手拭いの日。手ぬぐいの魅力、使い方とは
3/21は日本手拭いの日 ミューゼオ編集部の中村です。 汗をよくかくので、春夏は手ぬぐいが手放せません。 先日の三連休の中日、3/21は春分の日であると同時に、「日本手ぬぐいの日」でもありました。 これは暦のうえでも春を迎え、暖かくなるにつれ手ぬぐいの需要が増えることに由来しているとか。 手ぬぐい文化の継承につながる日として、2016年に制定されたそうです。 古くから日本人の生活に欠かせない道具だった手ぬぐいですが、明治の文明開化とともにハンカチやタオルが登場し、徐々にそれらに役目を明け渡すことになります。 一線を退いたかにみえたものの、近年ではその存在が見直され、前述の記念日も制定されました。 また、若者も持ちやすい、多種多様な柄のものが販売されるようになりました。 そんな手ぬぐいの魅力は何なのか、どこで入手できるのか。また、どんなデザインの手ぬぐいがあるのか? ミューゼオに展示されているコレクションとともに、紹介したいと思います。 なぜ手ぬぐいなのか?その魅力とは タオルやハンカチも普及している中で、あえて手ぬぐいを使う理由は何か、というと。 あくまで私の考えですが「ハンカチより大判」「洗ったあとに乾きやすい」などの実用的な点と、「使い込んで『味』が出せる」という、経年変化を楽しめる点が挙げられると思います。 鮮やかな色の新しい手ぬぐいも魅力的ですが、何度も洗って色が少し抜け、肌になじんだ手ぬぐいは、それだけ多くの時間を共有してきたアイテムなのだ、と愛おしくなるもの。 「育てる」という要素が、手ぬぐいマニアの心を掴んで離さないのです。 かまわぬ 手拭い 猫百景 コレクションオーナー:mermaidさん https://muuseo.com/mermaid/items/873 新品のパリッとした生地、きれいなピンク色。使い込んでいくうちに、どんな風合いに変化していくのでしょうね。 どこで、どんなデザインの手ぬぐいが売っているのか? 手ぬぐいを売っているところはどこ、と言われてパッと思い浮かぶのは、おみやげ屋さんや雑貨店でしょうか。 実用的で手軽なおみやげとして、観光地やイベントなど、さまざまな場所でオリジナルデザインの手ぬぐいが売られているのを目にします。 ここでしか買えないから…と行く先々で買い求めていると、いつの間にか自宅に手ぬぐいの山ができていた、なんてことも(笑)。 地域の名産や観光地のイラストが描かれた手ぬぐいは、おみやげにもぴったりですね。 東京−手ぬぐい コレクションオーナー:WAKさん https://muuseo.com/wacollection/items/302 たとえば東京モチーフの手ぬぐいなら、雷門や歌舞伎、上野公園のパンダ、谷根千の猫。 これ一枚で東京のいろいろな風景を思い浮かべられます。 また、全国各地の温泉にも、その土地ならではの柄の手ぬぐいがあります。 体洗いや湯上がりの水気とりに、温泉と手ぬぐいは切っても切れない関係。手ぬぐい片手に湯めぐり…というのも素敵ですね。 草津温泉 コレクションオーナー:WAKさん https://muuseo.com/wacollection/items/313 名湯・草津温泉の手ぬぐいは、湯もみがモチーフ。草津節の歌詞も書かれています。 さらに、美術館の展示やイベントでも、その時にしか買えない手ぬぐいが用意されていることがあるんです。 気になるイベントではグッズ売り場をぜひチェックしてみてください。 てぬぐい《叫び》 × ムンク展 コレクションオーナー:mimi33さん https://muuseo.com/mimi33/items/403 コレクションオーナーのmimi33さんが、東京都美術館で催された「ムンク展」で入手したという手ぬぐいです。 あの名画が手ぬぐいになって持ち歩ける、と思うと面白いですね。 線画で表現されたムンクは、原画よりもさらにシュール!「ムンク展」のパンフレットと見比べてみるとよくわかります。 ムンク展 ー 共鳴する魂の叫び コレクションオーナー:mimi33さん https://muuseo.com/mimi33/items/394 お出かけの際は、その時ならではのデザイン手ぬぐいを探してみてはいかがでしょう? 手ぬぐいの使い方いろいろ さて、買い集めた手ぬぐいは、どのように使えばいいでしょうか。 使い方のアイデアをいろいろ集めてみましたので、これから手ぬぐいを使ってみようかな?という方はぜひ参考にしてみてください。 手拭き、汗拭き 寒い日は首に巻いてマフラーがわり 保冷剤を包んで頭に巻き、暑さ対策に ペットボトル飲料に巻いてカバーに 手荷物に巻いて目印にする 本を包んでブックカバーにする お弁当箱を包んでランチマットがわり スマホを包んでバッグに入れ、キズ付き防止に パソコンや家電にかけてホコリよけ、目隠しに 額に入れて飾り、タペストリーにする 手土産やご祝儀を包んで持参し、手ぬぐいごと差し上げる 使い方いろいろ、デザインもいろいろの手ぬぐいは、実用アイテムとしても、コレクションアイテムとしてもおすすめです。 暖かくなる春〜夏に、お気に入りの手ぬぐい探しをしてみてはいかがでしょうか?
imoto
2019/02/12この手ぬぐい、いいですね。部屋に飾りたくなります。
ムンク展、行かれたのですね。
行きたい、行きたいと思いつつ、タイミングを逃してしまいました(泣)。
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mimi33
2019/02/12コメントありがとうございます!
てぬぐいを収集している知り合いがいまして、私も興味本位で購入してみたところ、コレクションとしての魅力を知ってしまったところです。
「集めてよし、飾ってよし」です!
ベタですが《叫び》がどうしても観たくて、観に行きました^_^
2018年秋から2019年新春にかけての美術展は近年にない名画目白押しで大満足でした。
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imoto
2019/02/13うちの母親も昔、手ぬぐいを絵画のように飾っていました。
手ぬぐいって、収納効率がいいんですよね。
地下鉄の構内で、ピカチューを使ったムンク展の宣伝を見て、興味を持ちました。面白い広告でした!あー、行きたかった ww
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mimi33
2019/02/13まさに『観たら、あなたの身体に電気が走る。』でした\( ˆoˆ )/
《叫び》が次に来日した際は、是非、ご鑑賞されることをお勧めします!😃
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imoto
2019/02/13やっぱり、電気が走りましたか(笑)。
次回は、絶対に行きたいと思います!
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mimi33
2019/02/13次回は観たあと、感想を語り合いたいですね(^.^)
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