MAIDO/のりお・よしお

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1981年3月発売。漫才ブームも佳境に入り「オレたちひょうきん族」直前だ。A、B面がのりお・よしおそれぞれのソロになっている。
A面ののりおサイドは70's関西ロックのスターキングデリシャスやサザンブリードの初期メンバーで、その後の柳ジョージやJ-WALK、憂歌団への楽曲提供や和製AORなソロ作が有名な増田俊郎のペンによるパワーポップ歌謡。
のりおのしゃべくりやギャグ、じゃりん子チエネタまでもがギッチギチに詰め込まれた平歌?部分はコテコテでアクが強いが、東京進出への葛藤が歌われる「気になるあの子」Cメロ風のサビなんかも中々切なポップでいい。

B面よしおサイドが問題で、スタンド・バイ・ミーの日本語レゲエカバーなんだが、ベン・E(便意)キングをもじったひたすら紙をくれと歌う、数多ある洋楽カバーの中でもどうしようもなさでは随一の迷カバーだ。原曲の美しさとのギャップが凄い笑。

でもこれまた増田によるアレンジ・演奏は最高で(ギターソロめちゃめちゃいいんだよな)、聴けちゃうし何なら曲前半のよしおの少年ぽさのあるアンニュイな歌声は曲調もあってかフィッシュマンズの佐藤伸治を彷彿とさせる(どつかれるぞ)透明感すらある。サビのシャウトは関西ブルースへのリスペクトか。

あとこのパイオニアのトリコロールカラーのレーベルカッコいいよね。この配色が好きなだけかもやけど。B.Bなジャケの2人も中々キマってる。
いやホント結構いいっすよ。

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