インナーサウンド VES(ビクター環境音楽)シリーズ Vol.1 海

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1983年発売。ビクターの環境音楽シリーズで、この他に雨、流、風、高原などがあるみたいです。
中身はよくある環境音楽モノで両面に渡って曲間なく延々と波の音が入ってます。
時折、鳥の鳴き声が入ってきたりするんだけど、少なくともジャケのような海岸で絶対聴こえないだろってさえずりがチュンチュンいってて、
一体どういうコンセプトのつもりだったんだという雑な感じが非常にリラクシンでいいですね。

どう聴いてもフィールドレコーディングではない音効仕事って感じですが、いい感じの『間』があって心地よいですよ。サブスクとかでよく環境音楽系を聴き流したりするんだけど、今のやつはいくら音が綺麗でよく出来ててもこの『間』がなくて忙しないよ。このスカスカな感じがちょうど良い抜け感ってやつなんか。

中身とは反してジャケがまたコピーライターがうるさいのなんので、いかにもな感じが最高ですね。
/波に乗れないサーファー達へ/はまだ分かる。/来客と周波数が合った時/って何だよ。/イルカを室内で飼ってる人へ/スカしてやがんなあ。
ひときわデカデカと書かれたおそらく推しコピーの/窒息しそうだから/
ここだけ窒息『しそうな時に』とかじゃなく『しそうだから』と切迫感を滲ませる主体的な言い回しにする、という小技がいかにもライターらしい小賢しさで心が洗われるようです。

/留守番電話のイントロに/時代を感じるね。/コンクリート育ちの小さな心に/うるせえなあ笑。/あぁ、懐かしい海よ/おぉ、急にどした?
割と普通なのが続いたあと、
/金欠・HOLIDAY/ほうほう。/いつの日か旅立つ、冒険者たちへ/いいねえ笑。/子供を海に慣れさせる/無理やろ。

裏ジャケの小さなクレジットを見るに、おそらくC(コピーライト)は松本一起氏。コピーライターから作詞家という経歴の氏ですのでもう。同世代の方にはclassの「夏の日の1993」の作詞家というのが一番分かりやすいでしょうか。
Dのクリさん、M(音楽?)のカンノヒロシさんについては全く分かりません。RSDとかもうこういうので良くないですか。

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