Blank Generation/Richard Hell & The Voidois

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Richard Hell & The Voidois、1977年リリースの1st。の2017年再発2LP。
トム・ヴァーレインともジョニー・サンダースとも上手くいかなかったのも、ロバート・クワインと組むことで全て報われた気がする。というか本当にそれで良かったと思う。

「Love Comes In Spurts」のギターソロ。バッキングもヤバいけど、やっぱりこれと「Blank Generation」のソロは神がかってる。「Blank〜」はジュリアン考案らしいあの印象的なイントロがはまって確変した感もあるし、やっぱりヴォイドイズだよ。

ツインギターの絡みも凄く美しい部分とめちゃくちゃな部分が両方あって、テレヴィジョンにもハートブレイカーズにもはまらなかったヘルだって感じがする。

CD化の際のボーナス2曲は未収録。LP1はオリジナル尊重してそれで良かったと思うけど、「I'm Your Man」好きだからLP2に入れて欲しかったすね。LP2は殆ど聴きませんが、再集結時の録音D-5の「Oh」がなかなか格好良くて色々と苦い思いになりますね。

こうなったら元々のプランバージョンの選曲、ジャケでの盤も出してほしいんすけどね。ジャケもあっちの方がカッコいいし(画像3の右上。オリジナルのシンプルなちょっとバカっぽいのも好きだけど)。
やっぱこの4人が並んだ時のバランスめちゃくちゃ格好いいよ。クワインの感じも含めて。ヘルは昔の恋人リジー・メルシエ・デクルーの最晩年のエピソードを聞いてさらに好きになりました。ロマンチストだねえ。

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