ロッキンチェアー/THE HIGH-LOWS

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1996年12月6日発売。タイガーモービルと同時発売やったんやな。シングルとアルバム同時発売って凄いな。
調さんのブリブリのベースと大島さんのハネ気味エイトビートの絡みがめちゃくちゃ気持ちいいし、サビの音の分厚い派手さがこの時期のハイロウズって感じでやっぱりカッコいい。サビの最後でE7に落ちるとこがロックンロール!!って感じでアガりますね。

B面の「夏の朝にキャッチボールを」も大名曲。めちゃくちゃ簡単な言葉でサラッと聴けるけど哲学的な真理を突いてくるマーシーの真骨頂。
そう。理屈じゃないけど突然コマなしの自転車に乗れるようになる瞬間のような。
キャッチボールしながら夏の朝にナチュラルハイになって。ピンポンのペコとスマイル以外真っ白になる場面みたいな。
そしたら急に全然違う角度から「幸せになるのには別に誰の許可もいらない」なんてフレーズをブチ込んでくる。よく考えたら何の脈絡もないもんな。でもその切り返し含めて完璧で、聴かせるんだよなあ。本当に凄い。

もし1枚だけシングルを出して消えていった無名なビートバンドの曲がこれだったら、それだけで伝説になれるレベル。そんな曲がゴロゴロあるって考えるとヒロト/マーシーの普通じゃなさを改めて実感する。ちょっと慣れちゃってるとこあるもんな。

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