No Title
100枚のうち1枚目は名曲集。演奏しているのはあまり聞いたことのない名前の指揮者と、名前の無い管弦楽団。調べてみると、指揮者のアンドレ・コステラネッツ(1901-1980)は、いわゆる「ライト・クラシック」と呼ばれているような通俗的な名曲を指揮するのを得意としていた、ロシア出身・アメリカで活躍した指揮者。イージー・リスニング音楽の元祖のような呼ばれ方をすることもあるらしい。なるほど、そりゃ知らないはずだ。 演奏のほうもイージー・リスニング風味で、よく言えば聞き流せる、悪く言えば面白くない。 むしろ、アンドレ・コステラネッツの人生のほうに興味がわいた。おそらく、ロシア革命(1917)の関係で故国を去ったのであろうけど、そのとき彼は16歳。新天地アメリカでどういう経緯で指揮者となり、どういう経緯でライトクラシックの第一人者となったのか。 #アイテム