スズキフロンテ800/1963

初版 2023/06/23 16:36

改訂 2023/06/23 16:36

スズキ初の小型乗用車として、1965年(昭和40年)12月に発売。同年10月発売の三菱・コルト800とともに、当時の国産大衆車であった800cc市場に進出しトヨタ・パブリカやダイハツ・コンパーノ、マツダ・ファミリアと競合する事となりました。

エンジンはC10型水冷直列3気筒2サイクルエンジンで785cc最高出力41PS/4,000rpm最大トルク8.1kgm/3,500rpmを左に30度傾けて縦置きマウントとし、前輪駆動 (FF) 方式で駆動していました。0→200mが13.9秒とこの当時の1,000ccクラス乗用車に近い加速性能でした。
サスペンションは前輪ウイッシュボーン/トーションバー後輪はトレーリングアーム/トーションバーの4輪独立懸架であり、トーションバーを採用していたので、姿勢調節ボルトの調整によってハイトコントロールが可能でした。

1969年(昭和44年)に開催の第16回東京モーターショーの後に生産を終了。この当時大衆車の主力がこのクラスであり、各社参入していて激戦区となり販売は伸びませんでした。生産台数は2,717台、販売台数は2,612台でした。これによりスズキは1983年の初代カルタスの発売開始まで約14年間小型乗用車市場から撤退し、軽自動車に全力を投入する事になりました。

旧い車のカタログやミニカーやレコードなどをコレクションしてきました。たくさんの方々に見てもらえたらいいなと思っています。
少しづつ展示して参りますので宜しくお願いします。 

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