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- 美術手帖 2016年3月号 (日本語) 雑誌 – 2016/2/17
美術手帖 2016年3月号 (日本語) 雑誌 – 2016/2/17
美術手帖 2016年3月号 (日本語) 雑誌 – 2016/2/17
特集
超絶技巧!! 宮川香山と明治工芸篇
2000年代以降、再評価とともに注目が高まる「明治工芸」。
それは、幕末から明治へという大きな時代の変化のなか、
職人たちが試行錯誤を重ねて生みだしたものだった。
金工、漆工、七宝、陶磁器などさまざまな分野で
空前絶後の写実性や細密さを誇る表現が花開き、海外で人気を獲得。 近代化を目指す日本の殖産興業を担った。
今年没後100年をむかえる陶芸家・宮川香山をはじめ、
明治の職人による超絶技巧は、今なお見る者を惹きつける。
時代背景や人物像を明らかにしながら、
明治工芸に宿る芸術の力に迫りたい。
SPECIAL FEATURE
超絶技巧!! 宮川香山と明治工芸篇
山下裕二=監修
PART1
“美しい畸形"の陶芸家を再発見せよ!
宮川香山
眞葛焼の生命力 田附勝=撮影
アーティスト・青木克世さんと見る、宮川香山の超絶技巧
宮川香山人生双六
眞葛ミュージアム館長・山本博士さんと探る、香山作品の描写力
展覧会情報
PART2
極限の技が炸裂する、職人魂に驚嘆!
明治工芸の“必殺"仕事人!!
正阿弥勝義、海野勝珉、鈴木長吉、並河靖之、濤川惣助
安藤緑山、旭玉山、石川光明、高村光雲
川之邊一朝、白山松哉、赤塚自得、柴田是真
錦光山宗兵衛、飯田新七、安本亀八、松本喜三郎
明治工芸Q&A
コラム:七宝の制作工程と、その魅力
コラム:万国博覧会は、日本の工芸に何をもたらしたか?
コラム:帝室技芸員の任命と義務
コラム:柴田是真のだまし漆器
コラム:作品研究の進む生人形
コラム:古典研究から生まれる技の再現と、新たな表現
PART3
3人の現代作家が迫る、技巧と表現の世界
現代の超絶技巧
大竹亮峯、野口哲哉、山本隆博
明治工芸に出会える美術館
………………
Beautiful Inspiration Vol.15 Alfons Mucha Saki Takaoka×Roberto Cavalli
Photo by LESLIE KEE
SPECIAL FEATURE
「ふぞろいなハーモニー」展
Artist Pick Up オリバー・ラリック
評論連載
後美術論〈第二部・流浪篇〉 第9回 溺れる世界と「ソラリスの海」(後編)
椹木野衣=文
ARTIST INTERVIEW
山口啓介 Keisuke Yamaguchi 金井直=聞き手